【藤井寺市】なぜ藤井寺市は、他の近隣自治体より市制年数が10年少ないの?11月8日は市制60周年記念地車・太鼓台フェスタとからくに手作り市

南河内北部の歴史
スポンサーリンク

藤井寺市は、今年市制60周年を迎え、様々なイベントや行事が行われています。私も、そのひとつとして、9月から10月にかけてアイセルシュラホールで「大きな前方後円墳とアイセルシュラホールのジオラマ」をテーマとした3回連続の文化財講演会に出席しました。

その他にも、地元を本拠地としていた近鉄バファローズに関するイベントもありました。また11月8日には地車・太鼓台(ふとん太鼓)フェスタが藤井寺駅北ロータリーで行われます。

普段は藤井寺駅前には来ない道明寺系統の地車も参加するとのこと。

南河内地域で市制周年を行う際には地車の曳行が行われることが定番で、藤井寺市の他、南河内郡河南町では同じ11月8日に、太子町と千早赤阪村では11月22日にそれぞれの町制、村制施行の周年を記念し地車曳行が行われます。

藤井寺市の場合は地車のほかに太鼓台もあるので、地車太鼓台フェスタという名前になっています。

ここでふと私は疑問に思いました。南河内郡の町村は70周年記念なのに、藤井寺市は60周年と10年足りません。一体どういうことでしょうか?

こちら南河内各地域の市町村の自治体が施行された日と成立の経緯、何年かを表にしたものです。

南河内郡狭山町がそのまま大阪狭山市になったのは39年前と、別格に新しいですが、その次が藤井寺市の60年、あとは70年を軸に67年から76年のあたりにほぼ収まっています。

岸和田だんじり祭の歴史や文化、祭りの魅力を知りたい方におすすめの一冊『岸和田だんじり讀本』。だんじり好きはもちろん、祭礼や地域文化に関心のある方にも興味深い内容です。岸和田の伝統を深く知るための資料として、読んでみてはいかがでしょうか。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

岸和田だんじり讀本 [ 泉田祐志 ]
価格:2,095円(税込、送料無料) (2026/11/4時点)


「PR」

スポンサーリンク

藤井寺町と道明寺町が合併したのは67年前

ではなぜ藤井寺市羽田の近隣自治体より遅れたのでしょうか?背景を調べてみると現在の藤井寺市は1989(明治22)年の町村制施行時には、長野村、小山村、道明寺村、沢田村の4村が成立しています。

翌年に道明寺村と沢田村が合併して道明寺村となり、明治29年(1896年)には長野村が藤井寺村へ改称。大正4年(1915年)には藤井寺村と小山村が合併します。この時点で藤井寺村と道明寺村が現在の市域の基礎となります。

1928(昭和3)年に藤井寺村が町制を施行して藤井寺町となり、道明寺村も1951(昭和26)年に町制を施行して道明寺町となります。そして両町は1959(昭和34)年に合併して藤井寺道明寺町となりました。

この藤井寺道明寺町が今の藤井寺市と同じなので、もしこの藤井寺道明寺町が今でも残っていたら町制67周年となり、羽曳野市の市制施行の年と一致します。

“探す”から“届く”へ 開かなくても、ちゃんと毎日届く安心感。気づけば届いている、あなた専用の情報便、the Letter

 

 

美陵町を経て藤井寺市へ

1959年に「藤井寺道明寺町」が発足しましたが、この名称は合併時から暫定的なものとされていました。適当な時期に公募によって新しい町名へ変更することが予定されていた名称だったのです。

創菓 京づる「極庵」や河内駿河屋の和菓子詰め合わせは、冬の贈り物やお歳暮にぴったり。上品な甘さの和菓子は、お茶請けや来客時にも喜ばれそうです。ご家族や親戚、職場への贈答品、帰省時の手土産など、幅広い用途におすすめです。

「PR」

その後、新町名の公募や市民投票、町議会での決議を経て、「美陵町(みささぎちょう)」に決定し、翌年の1960年1月1日に改称されました。

「美陵」は「美しい御陵」を意味し、市域に数多く存在する古墳や陵墓など、地域の歴史的景観を象徴する名称として採用されたものです。美陵町の名前は後に消えますが、地元のブルワリー、道明寺麦酒の商品名は「美陵ビール」です。

そして1966年11月1日、美陵町は「美陵市」として市制を施行しました。それが今から60年前のこと。しかし、同日中に藤井寺市に改称されます。

理由は市制施行することが決まったので、先立って実施された市名アンケートでは、「藤井寺市」が圧倒的な支持を集めていたからです。町内10,457世帯にアンケートを送付したところ、6,266通の回答があり次のような結果となったそうです。

①藤井寺市 3,830票
②阪南市 1,573票
③道明寺市 124票
④大南市 83票
⑤美陵市 65票

この結果を受け、市制施行に先立つ1966年10月13日の臨時町議会で「藤井寺市」が新市名に決定されたそうです。

地域史資料によれば、近鉄藤井寺駅や当時存在した藤井寺球場、葛井寺などの知名度が高く、他地域の人にも伝わりやすかったことが、藤井寺という名称が支持された背景として考察されています。

通勤・通学から旅行や出張まで幅広く活躍する、男女兼用の大容量リュック。A4サイズやパソコンの収納に便利で、多機能ポケット付き。軽量で通気性が良く、はっ水仕様なのもうれしいポイント。シンプルなデザインで日常使いにもおすすめです。

「PR」

つまり藤井寺市が他の自治体よりも市制施行の周年の数字が短いのは、合併して町になってから7年後に改めて市になったからというのが真相です。

道明寺エリアも藤井寺に

ここで気になった点があります。それは旧道明寺町側が藤井寺市という言葉をすんなり受け入れたかどうかです。

住民投票では道明寺市と藤井寺市では大差がついていますが、このふたつのエリア(藤井寺町と道明寺町)は、長い間、それぞれ独立した地域として歩んできました。

美陵町を得て市制施行時には「藤井寺市」が採用され、道明寺の名称は自治体名から姿を消しました。

ただし、公開されている市の沿革や地域史資料からは、市制施行時に旧道明寺地域が藤井寺市という名称に対して組織的な反対運動を行ったことを示す明確な記録は確認できません。

そして藤井寺市の中に道明寺という地名が残り、1丁目から6丁目まであります。

岸和田だんじり祭の歴史や文化、祭りの魅力を知りたい方におすすめの一冊『岸和田だんじり讀本』。だんじり好きはもちろん、祭礼や地域文化に関心のある方にも興味深い内容です。岸和田の伝統を深く知るための資料として、読んでみてはいかがでしょうか。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

岸和田だんじり讀本 [ 泉田祐志 ]
価格:2,095円(税込、送料無料) (2026/11/4時点)


「PR」

ただ藤井寺市の秋祭り、地車が藤井寺系統と道明寺系統に分かれているのは、昔の藤井寺町と道明寺町という異なる町があったことの名残とも考えられそうです。

そして今回の市制60周年では、両方の地車や太鼓台が一堂に会する珍しい機会です。これを機会に、美陵町を経て藤井寺市としてひとつになった、藤井寺と道明寺の伝統的な地車曳行と太鼓台を楽しんでみてはいかがでしょう。

11月8日はからくにてづくり市Withアイセルシュラホールも開催

市制60周年地車・太鼓台フェスタと同じ日に、辛國神社とアイセルシュラホールで恒例のからくに手作り市withアイセルシュラホールが開催されます。画像は前回の9月13日に行われた手づくり市の様子です。

今回は22回目となります。辛國神社とアイセルシュラホールは藤井寺駅から徒歩圏内にあるので、地車曳行とセットで回れます。

木々に囲まれた辛國神社の長い参道の両側にお店が並ぶ風景はいいですね。手作り市は的屋さんの定番のものを販売する屋台と違って、ひとつひとつの店が個性豊かな商品やサービスを提供しています。

創菓 京づる「極庵」や河内駿河屋の和菓子詰め合わせは、冬の贈り物やお歳暮にぴったり。上品な甘さの和菓子は、お茶請けや来客時にも喜ばれそうです。ご家族や親戚、職場への贈答品、帰省時の手土産など、幅広い用途におすすめです。

「PR」

そしてアイセルシュラホール会場も忘れてはいけません。こちらは建物内にも販売屋台が並んで、神社に負けないほど多くの人であふれていました。

“探す”から“届く”へ 開かなくても、ちゃんと毎日届く安心感。気づけば届いている、あなた専用の情報便、the Letter

 

 

今回は、11月8日日曜日に市制60周年記念の地車曳行が行われ、同じ日にからくに手づくり市が行われること。そのタイミングでなぜ藤井寺市は南河内の他の近隣自治体の市制施行より10年遅れているかについて考察してみました。

藤井寺市市制施行60周年 地車・太鼓台フェスタ

日時:2026年11月8日 9:40~15:00
会場:藤井寺駅北ロータリー「ぽぽろーど」

第22回からくに手づくり市 Withアイセルシュラホール

日時:2026年11月8日 10:00~15:00
会場:辛國神社参道とアイセルシュラホール

通勤・通学から旅行や出張まで幅広く活躍する、男女兼用の大容量リュック。A4サイズやパソコンの収納に便利で、多機能ポケット付き。軽量で通気性が良く、はっ水仕様なのもうれしいポイント。シンプルなデザインで日常使いにもおすすめです。

「PR」

この記事を書いた人

奥河内から情報発信
大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような唯一無二の文章執筆、情報を発信しています。

📩 南河内の最新情報をメールでお届け!

「南河内ニュース」の更新情報や、週末のおでかけ・イベント情報をメールで無料配信中!見逃したくない方はぜひご登録ください。


👉【無料相談】広告掲載・取材依頼のお問い合わせはこちら

🤝 南河内ニュースの活動を支えてください

南河内のニュースや歴史、文化、暮らしに関する情報をこれからも届け続けるため、活動を支えてくださるサポート会員を募集しています。

地域の情報を、地域のみなさんとともに。

▶ 南河内ニュースの活動を支えるお願い(詳しくはこちら)

南河内のニュースや歴史、文化、暮らしに関する情報をこれからも届け続けるため、活動を支えてくださるサポート会員を募集しています。

地域の情報を、地域のみなさんとともに。

📢 店舗・企業様へ:広告掲載・取材依頼について

当サイトは月間約3万人の地元の生活者が訪れる、南河内エリア特化型の地域Webメディアです。

  • 月間訪問者数: 約3万人(商圏人口の約10人に1人が閲覧)
  • 月間PV: 約4.1万PV(公式Instagramは月間40.1万人へリーチ)
  • 高い検索集客力: 検索経由が約9割のため、掲載後も長期間にわたりアクセスが持続します

「新店舗オープンをPRしたい」「イベントの集客を増やしたい」「自社の魅力を地域の人に届けたい」という事業者様・主催者様は、ぜひお気軽にご相談ください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました