「あれは何?」と、バスの車窓からいつも気になるものがありました。河内長野駅から金剛登山口に向かう南海バスの途中です。

観心寺のある寺元、川上神社のある鳩原を過ぎて、太井に向かう山の中です。バスの進行方向の左側の窓から見えます。森に囲まれた中央に一瞬現れる小さな祠(ほこら:小さな社殿)。それは、どう見ても人がそこにたどりつけないような川の対岸にあるのです。
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異世界への入口というのはさすがにありえないにしても、思わずそんなことを考えたくなる森の中にある小さな祠。よくよく見ると、その祠の前にバス道からの下り坂を発見しました。

ということで、後日その場所に行ってみました。太井バス停で降りてバス道を河内長野方向に歩くと、舗装された下りへの道が見えてきます。
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すぐ近くにあるのは、鳩原の中心部や延命寺・神が丘方面に向かう道との分岐点あたりです。神が丘と言えば旧鬼住村です。鬼が住む村の近くの山の中にある小さな祠、余計にドキドキする展開です。

バス道側から下り坂を見てみます。大阪屈指の清流、石見川の近くまで道が続いていますが、その先は祠に渡る橋のようなものが見えません。

別の角度から見ました。謎の祠は川の反対側にあります。やはり橋が見えません。
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川を渡らないと祠には近づけないようです。

それでも近づいてみるために、坂を下っていきましょう。

坂を下りていきます。
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木の札が見えます。高瀧辨財天(べんざいてん:弁財天)と書いてあるようです。

さらに坂を下りていくと、右手に祭壇のようなものが見えます。
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高瀧辨財天と書かれた左横には、太井自治会と書いてあります。地元の自治会が祠を管理しているようです。

弁財天の神域になるという注意点が書いてあります。「お参りを済ませてから入川してください」、「ゴミは持ち帰ってください」と書いてあります。
こちらからお参りをするようです。
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このように拝所から川を挟んだ反対側に祠が見えます。拝所の前で参拝しました
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祀られている辨財天(弁財天、弁才天)は、本来ヒンドゥ教の女神「サラスヴァティー」が仏教に取り込まれたものです。その後七福神に含まれ、神仏習合の影響で神道にも取り込まれた神様です。奈良の天川村、滋賀の竹生島や広島の厳島(宮島)の弁財天が有名ですね。元々のサラスヴァティーとはインドの古い聖典に出てくる「聖なる河の名前」でその化身です。だから川や池、湖、海の近くで祀られているそうです。
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祠を拡大しました。本来の社殿を囲むように建てられています。すぐ近くにある太井八幡神社と同じですね。さて外側の建物の上に正月飾りの橙らしきものが見えます。ということは川を渡って(もしくは反対側からの裏道?)を利用して祠を管理しているのがうかがえます。

「参拝を済ませてから入川してください」とありましたので、川の下に降りることができるようですが、ちょっと難易度が高い気がしました。

さて、少し離れたところに滝が見えます。高瀧弁財天との関係、「高瀧」という名前から、滝と関係ありそうですね。
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あるいは弁財天を参拝した後から川に降りて滝行をする方がいるということでしょうか。

これからの季節は水遊び気持ちよさそうですが、深さが結構あるように見えますので、自己責任が伴います。不慣れな人は控えたほうがよさそうです。

ということでバス道から見えた大沢街道にある高瀧辨財天を紹介しました。鳩原との境界線付近にあり、小さな社殿(祠)が石見川の対岸に見え、手前で参拝するようになっています。そして地元の人が大切にしていることが見て取れました。
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高瀧辨財天
住所:大阪府河内長野市太井
アクセス:太井バス停から徒歩6分、西端バス停から徒歩8分
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この記事を書いた人
奥河内から情報発信
大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような唯一無二の文章執筆、情報を発信しています。
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