広報かわちながのに記載がありましたが、滝畑ふるさと文化財の森センターの展示施設、旧梶谷家住宅の茅葺屋根の修復が終わり、こけら落としが行われるという情報を得ました。

こけら落としは既に終わっていますが、皆さんに新しくなった旧梶谷家住宅をぜひ見てほしいと思います。

(2024年撮影)
まず修復前の昨年の画像です。屋根の茅が乱雑に乱れている様子がわかりますね。
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そして、2025年のこけら落としの際の屋根を見ると、明らかに色が違って綺麗になっているのがわかります。

(2024年撮影)
別の角度からも見比べてみましょう。
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天気の違いはあるとはいえ、屋根が見違えるほど綺麗になっていることは間違いないです。

こちらに旧梶谷家住宅の歴史年表があります。江戸時代中期に建てられた築270年ほどが経過した建物です。1981年昭和の滝畑ダム建設に伴い、現在のところに移築、葺き替えを行ったとあります。その後1992年の屋根修理、2007年に葺き替えを経て、今回の修復となりました。

こけら落しは、ちょうど河内長野の市内のバス無料日と重なった11月1日でした。市役所から滝畑ダムまで交通費0円で往復してきました。

バス無料の日はいつもと違って利用者が多く、中には河内長野駅から乗りひとつめのバス停の錦町で降りる人もいるなど、無料だからと多くの人が気軽に利用しているのがわかります。
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短距離でもお得ですが、どうせならもっとも遠い滝畑ダムまで行くとその威力がわかります。河内長野駅前から滝畑ふるさと文化財の森センター前まで、片道530円なので往復1060円得します。1日乗り放題のモックルチケットなら往復500円ですが、それと比べても500円得をします。あまり書くと南海バスの人や河内長野市役所の人に怒られるかもしれませんが、来年3月まで第1.第3土曜日は、バス利用が本当にお得なのです。
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滝畑ふるさと文化財の森センターバス停で降りました。

案内もあります。バス停から高台にある施設まで登って行きます。ちなみに車の場合は、高台まで上がれるのも便利ですね。

こうして敷地内に入りました。改めて見ても、屋根が綺麗になっていますね。
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ちなみに、今回は葺き替えではなく修復です。違いを調べてみると、葺き替えは屋根全体を取り替えるような大規模なものを指すそうで、今回はそこまでの大規模なものでは無い修復を行ったとのこと。
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ただ見た目は本当に綺麗になっていました。

前回の葺き替えから18年後の修理なので、次同様の修理が行われるのは十数年後になると考えられます。
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茅葺住宅の隣の建物には、滝畑に関する資料が並んでいますが、茅に関しても紹介しています。
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無料で見られるものなので、修復した家屋とセットで見てはいかがでしょう。

ここからが本題とばかりに、建物内に入りました。
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主に夏場に行われた修復のビデオも公開されていました。
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この日は囲炉裏に火が灯されました。

10月の途中までは暑いと感じましたが、一気に冷え込み、火が恋しくなる季節になりましたね。
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最初に掃除を手伝います。最初に行ったのはハタキ(叩き)かけです。

人が住んでいない施設とはいえ、築270年級の家屋を掃除するのはなかなか楽しいです。ハタキをかければホコリ(埃)が舞い落ちます。
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そして、竹笹をハタキの代わりに使っている方がいました。天井の高いところ、ハタキでは届かないところで威力を発揮するそうで、昔ながらの掃除法です。
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茅葺家屋の天井が高いというのもあるようですが、七夕や十日戎での飾り付けで使う印象の強い竹笹の効果的な利用方法を知った気がしました。

スピーディーに竹笹を動かすので、静止画で撮影すると独特の画像になりました。
そこでほんの少しですが動画を撮りました。
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掃除のついでに屋根や柱の説明が伺えました。

一本の木が家屋全体の端から端までを支えるのに使っていることや

このように、利用用途によって途中までで終わっている場合があること

さらに大黒柱は特に重要なので、まだ山で生えている木の段階から大工が目利きでどれを使うのかを選ぶエピソードなど、興味深いものが多かったです。
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また家屋の移築前、梶谷家が利用していたころの名残と思われる金刀比羅宮の札がそのまま掲げられていました。

さて、次の段階はホウキ(箒)で掃いていきます。

ハタキで落ちたホコリやゴミをほうきで吐き出します。

掃除をしていると気になるものを発見しました。小さな畳が挟みこまれています。
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さて、2025年は昭和100年でもあります。
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袋の中に入っているこちらはぬかです。

ぬか袋をぞうきんのようにして使うと木にツヤがでるとのこと。

さっそくやってみました。ぬか袋から油がシミ出てくるらしく、敷居にツヤ(艶)が出て来るのがわかります。

この日は事前申し込み不要の自由参加でしたが、途中から参加者が増えていました。そしてお子さんも掃除に参加していました。
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確かに畳の間の敷居の部分、ツヤが出ているのがわかります。

「お掃除お疲れさまでした」ということで、こちらをご相伴にあずかりました。
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茅葺の古民家には西日が差し込む時間となり、ほっこりするひと時。ポカポカと温かく、ずっとその場に居たくなる気分でした。
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さて、このようなものがありました。かやぶき一句帳です。

せっかくなので、一句詠んでみました。「霜月に 茅の家屋を きれいにと(しもつきに かやのかおくを きれいにと)」
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ということで、16時台のバスで帰ることにしました。帰りは、滝畑ふるさと文化財の森センター前ではなく、散歩しながら滝畑ダムバス停に行きました。なぜこのようなことをしたのかというと、答えは上の画像の状況のように、バス停に行列ができていたからです。おかげでどうにかバスの席に座れました。

理由は16時台に滝畑ダムを出るバスは岩湧山から下山する人の利用が多く、そのうえ今は山頂のススキの見ごろなので特に登山客が多いシーズンだからです。案の定、滝畑ダムの時点ですでに混雑していて、途中の関西サイクルスポーツセンターや道の駅奥河内くろまろの郷ではバスに乗れず、もう一台の臨時バスが運行されたほどです。
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ところがほとんどの乗客は滝畑ダムの往復ではなく、紀見峠からダイヤモンドトレール沿いに横断するように歩いてきた人たちでした。そのため河内長野市内のバスが無料ということを知らない人(市外からの人)が多く、その人たちに「今日はバス無料」の旨伝えると「河内長野すごい!」と、みんな喜んでいたことが印象的でした。

次の市内バス無料デーは11月15日です。こけら落としのようなイベントはありませんが、見違えるようにきれいになった屋根の旧梶谷家住宅の外や建物の中の様子が見られます。せっかく市内のバスが無料のタイミングなので、時間があれば滝畑まで遊びに行ってみてはいかがでしょう。
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滝畑ふるさとの森文化財センター
住所:大阪府河内長野市滝畑483-3
アクセス:滝畑ふるさとの森文化財センターバス停下車徒歩7分
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この記事を書いた人
奥河内から情報発信
大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような情報を発信しています。




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