【松原市】阪南大学は阪南市にない!?生野高校も生野区ではなかった!地名の勘違いを招くふたつの学校は松原市に。阪南大学で第60回緑松祭がまもなく開催

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関西の地理に少し詳しい人ほど、思わず「えっ、そうなの!?」と声を上げてしまう有名な「地名の罠」をご存知でしょうか。誰もがそれぞれの自治体にあると勘違いするのが、『阪南大学』と『大阪府立生野高等学校』です。名前を見ると、前者は泉州の阪南市に、後者は大阪市生野区にあると思いますね。

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 大きな勘違い!「阪南大学」と「生野高校」は松原市にある

(現在は松原市にある生野高校)

個人的なことですが、私は南河内エリアの河内長野市に他の地域から移り住んで、地域メディアを手がけるようになって5年。仕事柄、河内長野市内を中心に南河内をあちこち歩いているため、地域の地理にはそれなりに詳しくなった自負があったのですが、最近になって大きな衝撃を受けた事実があります。

ずっと「阪南市にある」と思い込んでいた『阪南大学』、そして「生野区にある」と信じて疑わなかった名門『大阪府立生野高校』。この両校が、実はどちらも「松原市」にあるということです。

松原市を歩き始めたのが今年に入ってからなので、まだ知らなかったという事実がありますが、とにかく同じ南河内という地域なのに驚きました。

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阪南大学のキャンパスは松原市天美東(近鉄南大阪線・河内天美駅)にあり、生野高校もそこからわずか2駅先の松原市新堂(河内松原駅)にあります。なぜこれほどまでに、別の自治体名を誤解させる学校が松原市に集まっているのでしょうか。

東京の「目黒駅は品川区」と同じか?上ノ太子駅も羽曳野市にある

こうした「名前と場所のねじれ現象」は、実は全国の有名地名でも見られます。いちばん有名な例が、東京の「目黒駅」です。目黒駅は目黒区ではなく、隣の「品川区」に所在しています。逆に「品川駅」は品川区ではなく「港区」にあるというトラップが有名です。

また、関西では近鉄「上ノ太子駅」があり、駅前に聖徳太子像があるので太子町にあるとばかり思い込みがちですが、実際には羽曳野市にあります。これもある意味トラップかもしれません。

松原市に潜む2校も、これに匹敵する気がしました。

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大阪府立生野高等学校は1920年に創立。当初は大阪市内の高津中学校(旧制)の校舎を借りて開校しましたが、同年に東成郡生野村(現在の大阪市生野区)に校地を取得し、翌1921年に生野中学校と改称しました。その後、1969年に松原市へ移転しました。

伝統ある校名をそのまま維持したため「松原市にある生野高校」が誕生したのです。歴史を知らなければ、現在の「生野区」を連想してしまうのは無理もありません。

「なぜ阪南市からわざわざ?」地域ラジオの現場で起きていた認知のズレ

このトラップに引っかかってしまった理由はいくつかあります。

例えばアカデミックなローカルイベントを取材すると、講演会に登壇する人が阪南大学の教授の方だったり、奥河内ラジオの番組「阪南大学経済学部生すずはの涼しい風」を持っているのが阪南大学の学生さんだったりするからです。

「阪南市からわざわざこんな遠くの南河内まで、いつもイベントや収録のために通ってきてくれるって本当に熱心だな」と、頭の中で勝手にストーリーを作り上げてしまいました。

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それが、まさか同じ南河内エリアの松原市から来ていたとは夢にも思わず、事実を知った時は思わず苦笑するしかありませんでした。

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冷静に考えると、阪南大学の「阪南」とは、大和川の南側を意味する「南大阪」から来ているのであって阪南市ではありません。

似たような事例で河南町の大宝地区も、かつて「阪南ネオポリス」という名称で宅地開発が行われた住宅地です。

当時の名残は現在も残っており、周辺には「阪南一須賀」というバスの停留所名で感じることができます。

阪南大学に潜んでいた「大鉄」から始まった80年超の歴史

「これは一度、本物の場所を見ておかねば」と思い立ち、阪南大学、そして生野高校の周辺を実際に歩いてみました。

まず、近鉄河内天美駅から徒歩圏内にあるのが阪南大学の学舎です。大学だから当たり前ですが、やはり大きいですね。それもこれは南側の一部だけで、地図を見ると画像の奥にもいくつか建物があります。

ここで阪南大学のルーツをたどると、1939(昭和14)年に創立された「大鉄(だいてつ)工学校」にまでさかのぼります。

(近鉄河内天美駅近くの踏切で、阪南大学はここから徒歩5分)

大鉄工学校は、現在の阪南大学高等学校につながる学校で、創立にあたっては当時の大阪鉄道株式会社(現在の近畿日本鉄道につながる鉄道会社)も協力したそうです。

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(入口の周りに塀が無く、病院やオフィスの入口のようです)

その後、1965(昭和40)年4月に阪南大学が開学。当初は商学部商学科のみの単科大学としてスタートしました。現在は以下の学部があります。

• 国際学部:国際コミュニケーション学科、国際観光学科

• 経済学部:経済学科

• 経営学部:経営学科

• 総合情報学部:総合情報学科

• 大学院:企業情報研究

記念すべき節目!阪南大学で「第60回 緑松祭」が開催へ

そんな“盛大な勘違い”が解けたことをきっかけに、がぜん阪南大学への親近感と興味が湧いてきました。

調べてみると、ちょうど今、大学が1年で最も熱く盛り上がる瞬間を迎えようとしています。

2026年10月31日(土)と11月1日(日)の2日間、阪南大学の本キャンパスにて、大学祭「緑松祭(りょくしょうさい)」が開催されます。

今年で記念すべき「第60回」という大きな節目を迎えるということで、例年以上のスケールで実施されます。今年のテーマは『翠(すい)』。学生たちの多様な個性の色が重なり合う、熱い2日間の主なコンテンツは以下の通りです。

  • 10月31日、「セカンドバッカー(SNS総再生回数は34億回を突破。TikTok音楽チャートで7週連続1位を記録したロックバンド)」スペシャルLIVE
  • 11月1日はよしもと芸人数組によるライブとビンゴ大会
  • 40店舗以上がひしめく大賑わいの模擬店エリア
  • 地域密着!「アマフェス2026(セブンパーク天美と連動したPRイベント)」も同時開催

つまり、大学内だけにとどまらず、地域全体を巻き込んだお祭りとなるようです。

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1週間後の10月31日と11月1日は、ぜひ近鉄南大阪線に乗って、松原市の阪南大学へ、学生たちの熱気を受け取りに出かけてみてはいかがでしょうか。

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一方の生野高校は、河内松原駅の南側徒歩9分の所にあります。ちょうど暗くなる時間にグラウンドから覗いたのですが、その時間でも野球部やサッカー部が熱心に練習をしていたり、クラブ活動帰りの生徒たちが連なって駅に向かっていたりと、熱心に学生生活を送っているという印象を持ちました。

というわけで、松原市に存在する他の自治体(生野区、阪南市)を連想するふたつの学校の謎について紹介しました。これまで思わぬ勘違いをしていましたが、逆にそれで2校の歴史を知ることもできたことが嬉しかったです。

阪南大学 

住所:大阪府松原市天美東5丁目4-33
アクセス:近鉄河内天美駅から徒歩8分

大阪府立生野高校 

住所:大阪府松原市新堂1丁目552
アクセス:近鉄河内松原駅から徒歩9分

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この記事を書いた人

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大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような唯一無二の文章執筆、情報を発信しています。

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