【富田林市】別井と佐備に養鶏場がある意外な理由?ふるさと納税でお馴染みの寺西養鶏場「さしみ卵」と鶏魂之碑

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富田林は別井と佐備に養鶏場があり、そこではハイレベルの卵が生産されています。その中でも富田林ブランド卵が有名で、以下の3つの卵はサバーファームにあるレストラン「とんたま日和」で卵がけごはんが楽しめます。

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  • 寺西養鶏場のさしみ卵:新鮮で生で食べても美味しい卵。
  • 谷川養鶏場の美人たまご:粉末状の麦花石を餌に混ぜることで、においが少なく甘みのある卵。
  • 辰巳悦司養鶏場の匠のたまご:こだわりの飼料で育てられた、濃厚な味わいの卵。

その中で寺西養鶏場の「さしみ卵」は、富田林市のふるさと納税の返礼品としてもお馴染みですが、いくつもの特徴があります。まずその日に産んだ新鮮な卵のみを販売しています。


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卵を集めるのに、機械(ベルトコンベア)を使うとどうしても発生する汚れや卵割れのリスクがありますが、それを回避するために手作業で卵を集めています。同時にそうすることで人が鶏を観察できるので、もし異変があればいち早く気づくことができます。

また親鶏に与えるものとして、海藻や金剛山のきれいな湧水などを使うことで、卵特有の臭みがなくなります。

さらにえさの影響か、卵は黄身が濃くて濃厚な旨味だけでなく、白身にも弾力性があるため、「噛める」という表現で評されています。

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そのことが評価され、2024年大阪府鶏卵品評会で最優秀賞(府知事賞)を受賞しています。その他にも「自信のある安全な卵を提供する」ため、創業時から変わらぬ方法「ひよこ」から育てるということも行っているとのこと。

元気な親鶏と様々な料金設定

さしみ卵がとても気になった私は、別井にある寺西養鶏場さんの直売所に行ってきました。すぐ隣に美人たまごの谷川養鶏場さんがあります。ちなみに匠のたまごの辰巳悦司養鶏場さんは佐備にあります。


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先に卵を生み出す親鳥を見てきました。

美味しい卵を生み出す親鳥たちは、目が非常にクリアで力強く、トサカも鮮やかな赤色をしているのがわかります。寺西養鶏のさしみ卵が美味しい理由は、親鶏を見てもわかりますね。

さて次に中に入って卵を購入します。

こちらが販売所の中です。さしみ卵がたくさん並んでいます。

商品一覧があります。


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卵はサイズによって料金が違います。

こちらは箱買いの場合です。飲食店などの業務用だけでなく、家族の多い家でも箱買いは卵が無くなって慌てて買いに行く必要がないのが良いですね。特にこの地域は車で往来する人が圧倒的に多いので、箱買いは便利かもしれません。

こちらは贈答用の料金とのこと。ふるさと納税の返礼品にもなっている寺西養鶏さんのさしみ卵は贈られると喜ばれそうです。


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富田林2カ所(別井と佐備)に養鶏場がある意外な理由とは

ここで寺西養鶏場の三代目代表の寺西敏浩さんにお話を伺うと、とても面白いエピソードを教えていただけました。なぜ富田林に複数の養鶏場があるかという理由です。

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寺西養鶏さんも含め富田林の養鶏場は、最初から尾の場所でスタートしたのではなく、平野区だったというのです。もともとはみんな農家だったそうですが、ある人が養鶏を始めると農業よりも利益が出ることを知ります。まわりの農家もそれにならって、それぞれ養鶏業をはじめます。


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では、なぜ、富田林でしているのでしょうか?その理由は万博でした。万博と言っても昨年のものではなく1970年の万博のことで、この時に田んぼや養鶏場ばかりだった平野区にも次々と住宅が建つようになっていきます。

住宅がどんどん増えていくことで、養鶏場につきものの鳥の臭いや鳴き声といったことが問題となっていきました。

(佐備にある養鶏場屋さんの自動販売機の長吉は平野区にある地名)

そこで平野区の養鶏場の業者が集団で、富田林に移ることになりました。こうして昭和40年代に30あった平野区の養鶏場のうち18の事業者が別井(保共養鶏団地)に、12の事業者が佐備に移動(長吉養鶏農業協同組合:富田林市史では昭和44年に11戸)したのです。


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それが初代(三代目さんの祖父)の時代だったそうですが、年々養鶏場が減少していったというのが現在の状況です。このあたりについては富田林市史「富田林での畜産の衰退」(外部リンク)にも記載があり、それよれば移転してきた事業所のほかにも、かつて富田林市内には多くの養鶏場があったそうです。

卵を生んでいただく鶏への感謝の碑

昔はもっと密集して養鶏場が団地のように並んでいましたが、跡を継ぐ人がいないなどの理由から現役の養鶏場はずいぶんと減り、跡地が様変わりしてきています。たとえばこちらの石碑は、元々近くの広い道にあったものが養鶏場跡地に移築したそうです。


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この石碑には「鶏魂之碑(けいこんのひ)」とあります。こちらの養鶏組合で飼われていた鶏の霊を慰めるために建てられたものです。

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特に養鶏の生産者の方にとっては、健康な卵を生み出すために日々健やかに育ってくれた鶏たちに敬意を評することは、自分たちの糧を得るためにも大切なこと。「これからも大切に育てて行きます」という決意表明という意味とも考えられます。


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碑が建てられたのは1965(昭和41)年9月ということで、平野区から保共養鶏団地に移動してきた保共養鶏農業協同組合の名が刻まれています。

ということで、寺西養鶏場さんでさしみ卵を購入し、家に帰って卵かけご飯を頂きました。当然ながら、新鮮な卵は白身が濃くてとても美味しかったです。


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寺西養鶏場(外部リンク)

住所:大阪府富田林市別井1-5-6
TEL:0721-23-6272
営業時間:10:00~16:00
定休日:年中無休
アクセス:別井バス停から徒歩
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この記事を書いた人

奥河内から情報発信
大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような唯一無二の文章執筆、情報を発信しています。

 

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