シリーズで紹介している河内長野の地蔵盆シリーズ。3回目は河内長野駅の近く、古野と長野に残る地蔵堂を回った内容です。
東高野街道との結節点直前の割坂にある地蔵堂

まず西高野街道です。以前記事にした古野行者堂がある明治新道には、地蔵堂が無いのです。


旧道の西高野街道には地蔵堂があります。ちょうど古野町と本町の間にあり、延命子育地蔵尊という名前が付いていました。
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割坂地蔵

さらに、河内長野沿い、割坂と呼ばれる急な坂の途中にある割坂地蔵では、ちょうど地蔵盆が終わった時刻でした。

この地区の語り部ともいえるFさんによると、地蔵堂は元々駐車場になっているところにあったそうです。
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さらに以前は道路の反対側にあったとも伝わっているそうです。近い場所ながら、事情によって何回も場所を移動している地蔵堂とのこと。

地区の世帯は昔62軒あったそうですが、今は16軒で、子どももいなくなったとのこと。行者堂のような「講」は昔はありましたが、ずいぶん前に無くなったそうです。ただ「講」が無くなっても、個人で拝む人はいたとのこと。
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昔はここだけでは無く、こことは別にアーケードの入口にもありました。そこは面積が広く、とても有名な地蔵だったそうで、かつては踊りもしていたほど盛大に行われていたそうです。

花を添えたりするのは、元々は近所の高齢のご婦人が担当していたそうですが、今は町会が管理するようになりました。地蔵盆は本当は23日なのですが、今は集まりやすいように土日に合わせているそうです。

昔の石を利用して「割坂地蔵尊」と名前を掘ってもらってます。私はこれで、地蔵菩薩の名前がわかり、かつその名前の由来が目の前の急坂のそばに安置されていることから、その名前が付いているところまで理解することができました。
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(西高野街道、東高野街道との合流点・河内長野駅前の直前にある割坂)
Fさんによれば、昔は紅白の幕を貼っていて、子どもにゲーム遊びを楽しませていたそうです。地蔵堂を鮮明なグリーン色に塗り替えていたので、いつも西高野街道を歩くとインパクトがある地蔵堂だと思っていました。今回、関係する方のお話を聞けてとても貴重な経験でした。
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長野商店街の跡地の地蔵

長野商店街と言えば、上堂醤油蔵やかわちらぼ、平尾商店、にぎわいプラザなどのアーケードの細い通りを連想するかもしれません、しかしそれは本来長野商店街西商栄通りという名前で、かつては東側にも商店街があったようなのです。その名残がいまも画像のように残っています。
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そんな商店街の跡地と言える場所の一角に地蔵堂があります。

ここは曲がり角のところで、右に曲がると先ほどの「長野商店街」の看板があります。

こちらは地蔵堂の中です。

ちょうちんは花が活けてあり、地蔵菩薩の顔は見えなかったのですがその手前に色鉛筆で地蔵菩薩の顔が書いてあるのが飾られていました。

地蔵盆で何かをしている様子はありませんが、花が活けられていて常に管理している人がいることが伺えました。
菊水町の地蔵堂

河内長野市菊水町とは、河内長野東口から駅の東側、東尾メックや中西可鍛鋳鉄所のあるあたりまでです。そして菊水町交差点すぐのところにある地蔵堂を最後に訪問させていただきました。
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割坂地蔵のように名前がわからない地蔵堂だと思ったら、案内板に「太子地蔵保存会」の文字があります。つまり名前は太子地蔵堂ということがわかりました。

この時は、河内長野市の文化財を担当している方とこの地域の郷土研究の方と同行させていただきましたので、細かいところを見ながら検証していく様子が見られました。

小さな地蔵菩薩の石像です。明治廿三(23)年五月吉日の銘が赤字で記してあります。

下から見上げると、地蔵菩薩の上に絵が描かれています。彫り込んでいるように見えます。
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それにしても花が綺麗に活けられています。管理が行き届いているのですね

木の切り株があります。
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専門家の皆さんは大木との関係を指摘していました。

裏側に回りました。地蔵堂が大木に守られているように見えますね。

ということで、主に河内長野駅周辺に残る地蔵堂めぐりとなりました。地蔵盆の有無はともかく、いずれの地蔵堂も管理が行き届いている印象でした。

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この記事を書いた人
奥河内から情報発信
大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような唯一無二の文章執筆、情報を発信しています。
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