大阪唯一の村千早赤阪村の中でも金剛登山口がある千早地区は、とても山深い場所ですね。多くの登山客はバスを降りてそのまま登山しますが、千早地区中心部、集落があるところがバス道の下側にあることを知っている人は、意外に少ないかもしれません。
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多くは金剛千早本道登山口や伏見峠口(旧ロープウェイ前)から金剛山を目指すと考えられます。あとは鱒釣り場を楽しむ人、あるいはタビビトノキさんやモグラの寝床さんなどで行われるイベント目的で来る人もいます。いずれもバス道沿いか、バス道よりもさらに山の上にあります。
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千早地区の集落にはいろんな個性のある人が住んでいますが、その中で西ネパールにあるドルボと呼ばれる地域で何度も調査をしている冒険家、そして写真家であり美容師の稲葉香さんが住んでいます。その稲葉さんが、あの国立民族学博物館で、自身が撮影した写真を中心とした企画展を6月16日まで行っているという情報を得ました。
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(時空を超えた2ショットは大人気)
そこで私は国立民族学博物館(外部リンク)(以下、みんぱく)に行ってきました。場所は万博記念公園(1970年の万博会場跡)の敷地(自然文化園)内にあります。
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こちらがみんぱくの建物です。みんぱくは、博物館に加えて人間文化研究機構を構成する大学共同利用機関です。1970年の万博で世界中の神像や仮面、生活用品などを陳列するために収集したものを万博終了後も展示することが決まって建てられた博物館です。
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こちらに冒険家の稲葉香さんのプロフィールがあります、稲葉さんについては以前、取材して記事で紹介したことがあります。稲葉さんの人となりや冒険家になった理由についてはリンク先で詳しく書いてありますので興味のある方は確認してください。

こちら稲葉さんが実際に踏査(とうさ:調査隊対処に出向いて徒歩で現場を歩いて直接現場を観察、調査する行為)したルートの紹介です。稲葉さんは2007年から2024年まで6回、ドルポの踏査を行っています。
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なお今回博物館内での撮影は、稲葉香さん及び国立民族学博物館(みんぱく)から特別に取材許可を得たものです。ただし動画などの一部展示物を除いて、今回の展示の撮影は認められています。
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今回の企画展は稲葉さんの写真展がメインですが、稲葉さんとは別の研究者がドルポに訪問した際の貴重な資料の展示もあります。

画像のドルポパとはドルポに住んでいる人で、全て稲葉さんが撮影したものです。
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ドルポがネパールのどのあたりにあるのかを示しています。ネパールの行政区画ドルパ郡の主に北部に広がっている4000メートル以上の高原地帯の通称で、チベット(中国)とつながっているチベット文化圏です。
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稲葉香さんの撮影した写真はいくつかのテーマに分かれています。この画像は12年に一度行われるシェー大祭についてです。2024年9月初旬に7日間わたって開催された時の様子が、稲葉さんの撮影によって記録に残されました。

こちらはネパールと中国との国境付近を稲葉さんが撮影したものです。
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また天井を見ると上の写真にもある祈祷旗、タルチョ(Tarcho)を再現しています。これはチベット仏教の文化圏で見られるもので、青(空)・白(風または雪)・赤(火)・緑(水)・黄(地)の5色の旗が1セットとなっています。旗には経文や「ルンタ」と呼ばれる聖なる馬が書かれているとのこと。
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稲葉さんが撮影した写真の中でも特に注目すべき作品は拡大して展示しています。

今回は稲葉さんが撮影した写真の一部だけをご紹介しました。より詳しく写真を見たい方はみんぱくに足を運んでじっくりとご覧になってください。
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私の場合は河内長野からなので、南海中百舌鳥駅から御堂筋線とモノレールに乗って中央ゲートから行きましたが、他にも天下茶屋駅経由で堺筋線と阪急線に乗り、山田駅で降りて西ゲートから入る方法もあります。千早赤阪村や富田林方面からだと、近鉄阿部野橋まで行って天王寺駅から御堂筋線ルート、あるいは地下鉄を乗り継いで堺筋・阪急線ルートで行くことになるかと思います。
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さて、かなりの体力が必要ですが、実際にドルポを見たいという人向けに稲葉さんが同行するツアーが行われます。11日間で、ドルポの他、ムスタンやフムラを回るツアー。さすがに個人で行くのはとても困難ですが、稲葉さんと一緒なので安心ですね。
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さらに長期間ですが、36日間のツアーもあります。ドルポのトレッキングツアーなので、よりドルポの世界を五感で味わいたいという人はこちらに参加してみてはいかがでしょう。
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冒険家の稲葉さんが住んでいる千早地区

ここは稲葉さんがいつも見ている風景・千早赤阪村の千早地区です。登山客が立ち寄らない場所、千早大橋バス停で降りそこから千早集落を歩いた風景を交えながら紹介しましょう。千早大橋バス停で降りると、道が二手に分かれています。まっすぐ行くとバス道沿いで、金剛登山口方面に行けます。今回は右側の道を歩いてみましょう。

こちら右側の道を歩くと下り坂になっており、千早地区の集落に向かって行きます。

しばらくは両側に木々が生い茂った中を歩いていきます。
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画像の方角をよく見ると橋が架けられており、バス道が続いています。
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やがて建物が見えてきました。

視界が開けている場所に来ました。建物が多く並んでいます。

集落の中を流れる川は千早川です。
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今はバス道があるのであまりここに来る人も少なくなっていますが、周囲が山に囲まれ、とても心地よい里山の風景ですね。川沿いに緩やかな道を歩いていきます。ちなみに歩いている道は千早のメインストリートです。ちなみに稲葉さんはこのメインストリートとバス道の間にある古民家のひとつに住んでいます。
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メインのストリートということだけあって、この道を少し先行くと右手に消防団の第7分団、左手に千早簡易郵便局があります。

ここでバス道側を見てみます。
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一見、凄く山の中にあって車でないといけないような集落のように見えますが、ここは河内長野駅から30分程度の場所あります。つまり大阪市内から電車とバスを乗り継いで1時間程度で来ることができます。

千早川沿いに遡るように歩きます。少し建物の数がまばらになってきているようです。
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千早集落中心部を抜けてしばらく歩くと建物が随分少なくなってきました。そして緩やかに上り始めています。
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こちらに見えるのは染降工房teori-ikuさんです。

金剛山麓のジェイフーズさんの工場があります。

さらに歩くと鉄筋の住宅街がありました。

鱒釣り場の池が見えてきました。ルアー・フライ釣りの専門池のようです。
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池を覗くと鱒が泳いでいます。
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千早川を渡ります。

見上げるとバス道が見えます。このあたりからバス道に合流するため急な上り坂になります。

そのまま上がっていくと千早川マス釣り場の前に出てバス道と合流します。ドルポに行くのは大変かもしれませんが、ドルポの写真を見にみんぱくに行く、あるいは、バス道の下に広がる千早の集落を歩きながら、この地で生活をしている冒険家稲葉さんに思いを馳せてみては如何でしょう。
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千早の集落
住所:大阪府南河内郡千早赤阪村千早
アクセス:千早大橋バス停、金剛登山口(千早本道口)バス停、鱒釣場バス停下車
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この記事を書いた人
奥河内から情報発信
大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような唯一無二の文章執筆、情報を発信しています。



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