【河内長野市】かつて紀伊国との境だった紀見峠。令和の現在はどんな感じ?高野街道を歩いて峠を越えてみました

河内長野のおでかけ・散歩記事
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河内長野の南は県境になっていて和歌山県と接していることはあえて説明もいりませんが、現在県境を越える方法としては南海電車に乗るか紀見トンネルをくぐることになりますね。

しかし、電車もトンネルもない時代に和歌山側(旧紀伊国)に行こうとすると、山を登って紀見峠を越える必要がありました。

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11月1日に紀見峠イベントがあります

さて、紀伊見峠(紀見峠)に関するイベントが行われます。2026年11月1日(日)、和歌山県橋本市柱本地区で「第31回 紀伊見峠『ふるさと展望』」が開催されます。時間は10時から14時まで。

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見晴らしの良い展望箇所を巡るウォーキングをはじめ、模擬店やワークショップなど、さまざまな催しが予定されています。

会場は柱本地内と柱本小学校です。柱本小学校では開会式・閉会式のほか、模擬店やワークショップ、演奏、もちまきなどを実施。

葛城神社や紀見峠頂上広場にも模擬店が並び、頂上広場では豚汁のふるまいも予定されています。

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ウォーキングコースは、柱本小学校を出発し、葛城神社、紀見峠頂上広場、馬こかし坂を経由して柱本小学校へ戻るルートです。コース上には展望所や展望スポットがあり、地域の景色を楽しみながら歩けます。

駐車場は柱本小学校の運動場です。秋の景色を楽しみながら、地域の催しにも参加してみてはいかがでしょうか。

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南海天見駅から紀見峠を目指してみました

現在も紀見峠に続く道があるので、今回は歩いて県境を越えてみました。

南海天見駅から電車に乗れば1駅であっという間に和歌山県に行けますが、あえて歩いてみましょう。

紀見トンネルに入る手前に紀見峠に向かう旧道があります。このみちも舗装されていますが、車はほとんど通りません。

峠に向かう山道ですが、1969(昭和44)年3月に紀見トンネルができる前は、車がこの道を走って県境を越えていたのでしょうね。そのためか、道は舗装されていました。

旧国道371号線の表記が、ガードレールに付けてありました。

しばらく歩くと、フェンスが開いていて、その先に別の山道がありました。

情緒の道という名前がついています。このときは雨が降っていたので、この先は行きませんでしたが、舗装された道があまり好きではない人はこの道で紀見峠越えができるようです。

道は舗装されているとはいえ、周りは自然の木々に囲まれています。

先ほどまで降っていた雨が止みました。山に霧が浮かんでいますね。

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紀見峠にあるもの

さらに歩いていくと、そろそろ峠に差し掛かって来たようで、建物が見えてきました。

こちらの建物はトイレのようです。天見駅からはトイレがないので、これは重宝しますね。

ここは、山の尾根伝いに続いているダイヤモンドトレール(ダイトレ)との交差点です。

この道はダイヤモンドトレールで、金剛山方面に道が続いています。

このように標識があるのでわかりやすいですね。

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近くで小さな川が流れていました。峠のあたりなので源流付近なのでしょう。

というわけで、ここは紀見峠ではなく、もう少し先にあるようです。

少し歩くと、今度は反対方向にこういう山道があります。これもダイヤモンドトレールで、まっすぐに行けば岩湧山に行けます。

一部ダイヤモンドトレールと並行して歩いていたわけですね。

情緒の道の石碑があります。先ほどフェンスが開いていた道沿いに歩くとここに出てくるようです。

ダイヤモンドトレールから離れ、もうしばらく歩きます。

しばらく歩くと、和歌山県の標識が見えてきました。

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こうして紀見峠に無事到着しました。ここが県境です。

これは歴史街道の標識です。今歩いた道はかつての高野街道だったところなので、自然に加えて歴史的な場所でもあるわけです。

反対の和歌山方向から見ると、大阪府の標識が見えます。改めて見るとダイヤモンドとレールはあくまで大阪府側、つまり河内長野市内を通っていることがわかりますね。

さらに旧国道から登る道があります。歴史的なものがありそうなので、登ってみることにしました。

旧国道から分かれたところには建物があります。昔は旅籠だったそうで、高野街道の宿場町だったようですね。昔の峠越えの片鱗が今でも味わえる通りです。

こちらの石碑は高野山六里道標石というもので、堺から続く西高野街道と高野街道で、1里(約4キロメートル)ごとにこの石碑が立ててあります。

高野山女人堂までの距離がわかるようになっているそうで、現在も設置された13基の石碑が現存するとのこと。ということは河内長野市内にいくつかある石碑を改めて探していかないといけないですね。

その隣には番所跡というのがあります。いろいろ調べると、紀州藩の番所があったようです。昔の国越えの場所ですから、そういったものもあったのですね。さてその横にある看板に何が書いているのか?文字を引用しましょう。

親しまれ愛された松
ここは昔から河内と紀州の境目で目通り約三・七メートルの松が高くそびえていました。
この松は高野詣の人々や峠の人々に長い間親しまれ、「紀伊名所図絵」にも描かれました。
昭和四十八年に枯れたので、第二代目の若くて元気のよい松を植えました。
いつまでも大切に育てたいと思います。 平成七年十一月二十五日 紀伊見峠区

説明看板のすぐ上にこのような立派な木がありました。一瞬二代目の松の木がこれかと思いましたが、松の木らしく見えないので何とも言えません。

数学の天才岡潔ゆかりの場所

さらにこちらには岡潔(おかきよし)生誕の地の石碑があります。この人は数学者で、当時誰も解けなかった数学上の問題を次々と解いた天才です。

あまりにも多くの問題を解き明かしたために、西洋の数学者からは「岡潔」という個人名ではなく、数学者集団の名前だと思われたそうです。

生誕地には墓所もあるようです。

紀見峠からの眺め。もうここから見えるのは和歌山県の風景ですね。

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こちらにも、岡潔を記念した石碑がありました。

この地域(和歌山県橋本市)では、凄い英雄だったわけですね。

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峠を過ぎて和歌山側に降りてみました

ここから河内長野側に引き返しても良かったのですが、せっかくなのでそのまま先に進み、紀見峠駅から帰ることにしました。

今も紀見峠には家がいくつもあり、住んでいる人たちがいます。

今度は下りです。

これは旧国道ではなく、さらにその前からあった細い道のようです。

少しずつですが下界に近づいてきました。

途中に祠がありました。

坂を下り、やがて空が開けてきたかと思うと、和歌山県橋本市側の集落が広がっていました。

柿の実がなっています。なにしろ和歌山県橋本の柿の味は、日本一らしいですからね。

というわけで紀見峠駅に到着です。電車ならわずか4分ですが、歩いて県境越えをしてみました。

舗装されている道ということもあり、金剛山や岩湧山のように登山客がいるわけでもありません。しかし、歴史の残る紀見峠。体を動かすのには最適な秋のひと時に、自然と歴史を感じながら歩いてみてはいかがでしょうか?

紀見峠

住所:大阪府河内長野市天見、和歌山県橋本市柱本
アクセス:南海天見駅から徒歩60分

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この記事を書いた人

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大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような唯一無二の文章執筆、情報を発信しています。

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