【河内長野市】大阪一等地のうめきた「グラングリーン大阪」に市職員が集結!何をしているのか現場を取材しました

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当たり前ですが、河内長野の話題を提供する場所と言えば、通常は河内長野市内です。しかし、過去に例外がいくつかあります。

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例えば、2022年7月に、観心寺と天野山金剛寺の特別展が京都国立博物館で行われたときは京都に行くなど、それが必要とあれば遠方取材を敢行してきました。

そして、先日こちらの情報を入手した私は、遠方取材を試みました。

これは官(河内長野市)と民(民間企業)の垣根を越えてともに悩み、そして汗をかく「最高のチーム」になろうという試みです。共感してくれるビジネスパートナーを求めるための場(マッチングイベント)です。



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ということで大阪市内、それも最も栄えている印象の強い梅田にやってきました。

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場所はグラングリーン大阪です。大繁華街でビルが並んでいるところなのに、緑が溢れている場所です。



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会場はグラングリーン大阪北館 JAM BASE 3F Blooming Campでした。

普段の生活圏とは無縁の大都会、グラングリーンは緑が多いので無機質なコンクリートジャングルとは違いますが、それでも最先端の場所とだけあって、どことなく隙の無さを感じる空間です。思わず背筋を伸ばしたくなりました。

といいつつも「河内長野市」と書いてある看板を見ると、妙にほっとする気がしますね。



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ということで会場に行くと、本当に多くの人が参加していました。100人は超えていたでしょう。私は取材ということで、後ろでこっそりと拝見させていただきました。

席の周りには河内長野市の各部署の人がいます。何人か知っている方がいました。

ここで「リバースピッチ」についていおさらいすると、企業や自治体が主にスタートアップ(革新的なアイデアや最先端技術を用いて新しいビジネスモデルをゼロから創り出し、短期間での急成長を目指す企業やプロジェクト)に向けて行うものです。



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「自社(自治体)の抱える課題やニーズ」を短時間で発表し、解決策となる提案を募るプレゼンテーション手法です。

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なお、ピッチというのは、プレゼンより短い(5分程度)で、聞いている人に次のアクションを起こしてもらうために行われます。

(河内長野市 営業部 公民連携課 公民連携デスクグループ長 古久保翔太さんがMCを務めます)



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少し古い考えかもしれませんが、私服が普通になった昨今、「私は公務員です」と本人が言わないと、ぱっと見わからない感じですね。

さくらインターネットの紹介と営業部長のあいさつ

ということで、いよいよスタートしました。

最初に場所を提供したさくらインターネットさんの紹介です。創業30年の歴史があり、AIなどにも力を入れているそうです。

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余談ですが、窓からは緑が溢れているので、とても梅田とは思えないどこか森の中で行っているのではと勘違いしてしまいそうな空間です。



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次に寺島営業部長から今回の意義や目的について話がありました。

これは過去にも聞いたことがありますが、今、河内長野は人口が減ってきてはいるけれど、今はターニングポイントで、若い世代が新しく入ってきているという現状を紹介しています。

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そして「まち全体に『価値を売り込む力』『稼ぐ力』をつけて持続的な発展を推進する」ということで、営業部が誕生したという流れですね。

そんな中、課題ではなくポテンシャル(潜在的に秘めている能力、将来性、可能性)が山ほどあるということで、今回のリバースピッチを企画したわけです。



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営業部長は重要なのは、予算ありきの案件とは違うということを強調しました。

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最後は各課の「熱意」と書いて「ピッチ」と呼んでくださいということでした。

①シンボルキャラクターの親しみを広げる企画・コンテンツづくり (シティプロモーション課)

ここから各課のピッチがスタートしました。まずはシティプロモーション課からです。



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大阪府で最も古いキャラクター「モックル」の活用についてのピッチが行われました。今までは認知を重視していたのですが、理想としてはみんなが参加して、モックルを使ってのSNSで発信するための仕掛けをしてほしいそうです。

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恐らくこういうことを多くの人にしてほしいのだと考えられます。



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しかし、単なるグッズづくりというわけではなく、継続的なビジネスモデルを提案してくれる方を求めているそうです。

②おおさか河内材を活かした新たな商品アイデア募集(自然資本活用課)

次は自然資本活用課です。テーマは大阪河内材を生かした商品。今までは住宅や店舗の建材として活用していたものをオフィスの内装や身近な商品にして行っていこうということです。

駅前観光案内所のモックルステーションもその一例だと紹介しています。

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面白い実演をしていました。竹とんぼならぬ「モクトンボ」です。他にもベンチや木たまごプールなどいろいろな河内材を作った製品があります。



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新しい製品のアイデアを求めているということで、市が行うのは製材業者との橋渡しや共同PR、ふるさと納税の返礼品化などをサポートするところです。

結果的に参画してくれた「都市の企業」が、大阪の森を守り、育てることにつながるということを提案してほしいということです。

③河内長野で”長く過ごしたくなる”観光コンテンツ(産業観光課)

3番目は産業観光課です。観光客が滞在時間をさらに長くすることや観光消費の拡大を目指す内容です。

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現状では、ツアー造成の金銭補助で来訪機会を拡大したり、周遊促進パンフレットの作成、体験型での魅力発信をすることで、より深く魅力を体感できるような取り組みを行ってきました。

ただ今回は今までとは違う新しい切り口で「滞在時間の長期化」「観光消費の拡大」を目指すことで、観光地としてのレベルアップを測っていけたらという提案を求めています。



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④駅周辺のにぎわい創出をめざす古民家活用事業プラン募集(まちづくり推進課)

4番目はまちづくり推進課ということで、高野街道沿いの古民家をどう活用するかということについての募集です。

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河内長野駅前から酒蔵通りの間にある古い古民家で、門の外からだけですが、実際に見たことあります。料亭でもできそうな雰囲気のある場所でした。



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具体的な間取りや写真が紹介されていました。築130年古民家をうまく活用することで、地域の魅力を再生しようという狙いがあるそうです。良い提案があればということでした。

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⑤人も動物もウェルビーイングなまち カワチニャガノプロジェクト(公民連携課)

5番目はカワチニャガノプロジェクトということですが、これは西野市長が就任直後にインタビューをさせていただいたときに、構想段階として話をしていたものです。いよいよ動き出すんですね。

元保護猫や元保護犬などと生活していると生きがいになったり癒しになったりすることから、そういう面でも支援をしようという内容です。



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すでにしつけ教室やドッグラン、マナー、ハンドブックなど、これまでもいろいろなことをしていますが、まだまだ答えは出ていないと言います。

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そして完成した提案ではなく企業の強みを生かして、かつ河内長野のフィールドに合った部分で課題を一緒に見つけて行きたいとのこと。まずは出発点ということで一緒に始めていこうという提案を求めていました。

⑥採用から定着までを見据えた「人材確保戦略」(人事課)

次は人事課です。私個人的な印象として優秀な人材が揃っている河内長野市の職員さんですが、それでも人材確保はなかなか大変とのこと。

職種によっては人が集まらなかったり、入って来てもやめて別のところに行くなど、人が定着していない悩みがあるそうです。土木、建築、DX、福祉などの高度な専門性を持つ人材の応募が少ないとのこと。



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ちなみにDX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタル技術やデータを活用して、ビジネスモデル、業務プロセス、組織風土そのものを根本から変革することです。

そこで本格導入までのプロセスとして、そうなる理由としての要因分析があり、その結果に対する改善のための提案をしてくれる人を探しています。

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その後は実現に向けての施策や検証を行い、本格導入に持っていくためを行ってくれる企業さんも探しているとのこと。

⑦職員の生成AI活用力向上に向けた取り組み(総務課)

次は今流行のAIに関する内容です。総務課が職員の生成AI活用力向上に向けた取り組みについての提案を募っています。



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AIについては私も昨年くらいから積極的に活用しており、AIに関する見本市やセミナーで学んだり、ちょうど今もあるAIに関するライティングの仕事などを受けています。そういう中でいろいろ情報を見ると、河内長野だけでなく、どの組織も一部の使いこなせる人と、そうでない人との差ができているようです。

そんな中、今回の提案として、理想は全職員がパソコンに文字を打つくらいの感覚で、標準ツールとしてAIが使えるようになることで、大幅な業務効率化を進めたいとのこと。

そこで、AIを知り尽くし、業務改善につなげて推進できる人材を育成しながら、全職員がAIへの心理的ハードルを払拭すること、加えて、ハンズオンワーク(自ら実際に手を動かして行う実践的な作業や体型学習)ができる企業さんを求めています。

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ただ条件として自治体業務に即したものであるため、コモンズAI(外部リンク)の利活用が前提です。

⑧外国人住民が地域に馴染める、多文化共生の仕組みづくり(文化・スポーツ活性課)

今度は文化・スポーツ活性課です。タイトルにもあるように「外国人住民が地域になじめる多文化共生の仕組みづくり」についてがテーマです。



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これまで国際交流協会(KIFA)が主体となって外国人との様々なイベントを行ってきましたが、今回はイベントではなく、「普段の付き合い方」ということで、「困った外国人が気軽に相談できる顔の見える関係」を地域の中で作る必要があるという内容です。

以前、加賀田公民館でのセミナーで似たようなことが行われ、介護福祉施設で働くベトナム人とどう交流するかの大切さなどを学んだり、遊ぶなどの実践をして交流を深める内容を取材したことがあります。



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文化や風習の異なる外国人と住んでいる地域の人がストレスなく、そして的確な情報届ける仕組みづくりについて、長期的な視野になって考えてくれる企業さんを求めています。

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⑨小中学生向けの体験型イベント・学習プログラム(社会教育第1課)

社会教育第1課では、小中学生向けの体験講座に対する企業連携を募集しています。

現状ではボランティアに頼ってしまっているので運営体制が弱いのと、講座内容が工作系が多いので、これを改善したいということです。

そこで、工作だけでないもの、例えばロボットのプログラミングや、料理教室、動植物学習観察、農作業・林業の作業体験など、とくにジャンルの制限なしにいろんな提案を求めているそうです。

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⑩特定外来生物(アライグマ)を資源に変えるアップサイクル(環境政策課)

環境政策課は意外な内容だなと思いました。アライグマを資源に変える政策の提案です。



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これを書くと年齢がばれてしまいそうですが、アライグマと言えば「ラスカル」というアニメを思い出しますので、河内長野に害をもたらすような存在だとは想像していませんでした。

実際に捕獲されて処分されるアライグマですが、処分するのはもったいないから新しい資源として何かできないか?それをビジネスの力で解決できればということで、提案する企業さんを求めています。

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最終的には連携して新商品を開発するなどしてwinwinの関係を目指したいとのこと。

「もしかして」と思い、私なりに調べてみました。アライグマは食べられるどころか美味しいそうです。

それによると肉質は地鶏のようにあっさりとした赤身で、噛むほどに旨味が出るとのこと。牛肉に似た脂があるため加熱すると甘みとコクが楽しめます。また旬があるそうで、脂がしっかりのる10月から3月にかけてが最も美味しいそうです。

後、アライグマの毛皮は、刺し毛(硬い毛)が長く、密度が高いため、ボリューム感を出したいアイテムにつかわれているとのこと。襟巻き、マフラーを飾る素材として一般的です。帽子やアクセサリーでも使えそうですね。

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ということで結構有望のようです。ただいろいろクリアする壁がありそうなので、実際のところはわかりません。しかし、あらゆる問題をクリアした後、仮に河内長野にアライグマの肉を提供するジビエの店があって、アライグマの毛皮を使った製品を販売していたら凄いインパクト強そうですね。



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⑪遊休地(2ha)の活用可能性を探るサウンディング(まちデザイン課)

最後はまちデザイン課で、寺ケ池公園リニューアルに合わせて考えられている未利用地の活用です。

リニューアルは進められていくのですが、それとは別に先端にある半島のような部分が全く何にも使われていない未利用地です。これを活用する提案を求めているとのこと。2ヘクタールほどあるそうです。

寺ケ池公園の周遊散歩はよくやっていますが、先端部分の位置は、いつも気になっていました。いよいよあの部分を活用しようというわけですね。

「では先端部分で何ができるか」を考えてくれる企業さんの提案を求めています。新たな魅力ある拠点にしようと考えています。

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記念撮影の後交流会へ

全てのリバースピッチが終わったあと、記念撮影が行われました。

その後はいよいよ交流会ということで、企業関係者の方々がお目当ての部署の前に並びます。



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営業部長もインタビューを受けていました。

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今回は市の職員さんと主に市の外の企業さんとのマッチングの場なので、私は端っこからしばらく様子を見ているだけにとどめました。

と言いながら意外な人との再会もできたので、それなりに有意義でした。

ということで、一足早く河内長野に帰りました。

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ちなみに、次回はラブリーホールで7月10日にもイベントが行われます。他の自治体も参加するので今回のとは少し内容が違うようですが、河内長野市の公民連携に興味のある方は申し込んでみてはいかがでしょう。



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ということで、グラングリーンに河内長野市職員が集結して行われたリバースピッチについて紹介しました。

画像はグラングリーン敷地内にあった現代アートで、おそらく別の意味があるかもしれませんが、見ているとそれまで接点のない人が集まって頭の部分(クラウド?)を共有し合いながら互いメリットになることを話し合っている。今回のイベントを象徴している気がしました。

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河内長野市役所

大阪府河内長野市市原町1丁目1番1号
TEL:0721-53-1111
アクセス:河内長野市役所前下車すぐ



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この記事を書いた人

奥河内から情報発信
大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような唯一無二の文章執筆、情報を発信しています。

登録いただいた方には、少し踏み込んだ情報もお届けします。 通常の記事に加えて、登録者限定の裏話も配信! ここだけの話も、そっとお届けします。

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