【河内長野市】大人気のクマオカキ以外にも幅広く展開。こぐま商店創設までの経緯と今後の思いと野望とは

インタビュー記事

河内長野には、食べ物の名物がいろいろあります。豆の蔵元、みかんドロップス、玉ねぎドレッシング、楠公めし、薬膳精進カレーなど。しかし、忘れてはならないのがクマオカキではないでしょうか?



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(河内長野観光案内所モックルステーションでもクマオカキは人気商品)

クマオカキはこぐま商店さんが提供しているおかきですが、こぐま商店さんはこのほかにも焼肉寄つ場さんや1月末で閉店し移転することになったクレープ屋さんを運営しています。今回はワークワクワク河内長野を通じて、こぐま商店さんのオーナー、熊岡祐紀さんに取材させていただきました。

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焼肉店を始めようとしたタイミングで会社の倒産、強制的な独立からの逆転劇

熊岡さんは独立する前は、南大阪の焼肉店やうどん店、イタリアンレストランなどの飲食店で働いていました。そんな熊岡さんが独立するきっかけになったのが、野菜や惣菜を販売している陶芸教室を兼ねたカフェで働いていた時のことです。

この経験が河内長野に今もある焼肉寄つ場の構想につながります。とはいえ寄つ場は当初独立したのではありません。当時勤めていた会社の社長が焼肉店だった居抜き物件を借り、焼肉店を始めたいと考えてスタートしました。そのため、店舗責任者としてオープンさせたところ、なんと数ヶ月で会社が倒産してしまったのです。



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オープンしてまもなく倒産となり、従業員と何度も相談した結果、独立の道を選びました。これが寄つ場の始まりでした。

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とはいえ、倒産した会社の物件を引き継いだこともあり、決して楽な船出ではありませんでした。そんなある日、熊岡さんの母親がワンちゃんを連れてお店に遊びに来ました。その時は特にワンちゃんを気にしていなかったのですが、この時に熊岡さんはひらめきました。

「ワンちゃん連れOKな焼肉店で売り出そう」。当然当時の焼き肉店の常識からは外れる選択でしたが、「どうダメかもしれない、このアイデアだったらお金もかからずぐできる」という発想の転換で、ワンちゃん連れOKな焼き肉店としました。



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寄つ場さんは、特にワンちゃんルールはありません。「ワンちゃんが子どもというのならルールがある方がおかしい」というスタンスでいきたいという熊岡さん。ワンちゃんの問題を店ではなく親である「飼い主」さんが考えるべきであると考えました。なので店内で何かがあっても、それは子ども同士の問題だから親である飼い主さん同士が話し合いで解決すべきであるといいます。

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その結果、愛犬家のみなさんの間で噂が広がり寄つ場は新聞や雑誌などに掲載されました。

また寄つ場さんには、たけやぶかふぇトリーコニーの皆倉オーナーとの接点もあります。寄つ場さんで10年働き店長まで務めたという皆倉さんは、こぐま商店立ち上げにも関わったそうです。その後皆倉さんが30歳になったタイミングで、2024年7月に独立してお店を始めました。

コロナ禍が始まった時にスタートしたクレープ店はこぐま商店近くに移転

(1月末で閉店したGoodクマイルさん)

さて、つい最近もこぐま商店さんには大きな動きがありました。それはマクドナルドや大谷花火店の向かい、野作町にあるgoodクマイルさんです。野作町のお店は1月末で閉店。3月オープンを目処にこぐま商店さんのお店のすぐ隣に移転することになりました。



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クレープ店を始めた理由は、寄つ場がワンちゃん連れOKな店として話題になり、売り上げが上がる中、普通なら寄つ場2号店と考えてしまいますが、なぜかクレープ店です。一体どういうことでしょうか?

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(当時南海金剛駅に行くとクレープ屋さんがあった)

実は当時、河内長野にはクレープ屋さんが1軒しかありませんでした。それなら河内長野にクレープ屋さんをということで2軒目は焼き肉店ではなくクレープ店にしたそうです。

(移転が予定されている古民家)

野作のクレープ店は閉店してしまいましたが、こぐま商店さんの並びにできる予定。大阪外環状線沿いにあるため、車で利用する際にはそれほど不便ではなさそうです。新しいクレープのお店も楽しみですね。



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クレープ店をやらなかったらクマオカキはなかった?意外なご縁が名物誕生へ

これまで焼肉店、クレープ店と多店舗展開、全く別ジャンルの飲食店を展開していました。さらに「クマオカキ」という米菓を新商品として販売するという意外な方向に行きました。

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「きっかけは、クレープ店にバイトに来てくれた子でした」と熊岡さん。クレープとおかき、おやつという「食べ物」以外に接点のないこのふたつ、和と洋の両方という真逆のような商品を扱ったのは、どういう理由だったのでしょうか?

バイトに来てくれた子は、おかき製造会社の社長の姪っ子さんだったといいます。それがクマオカキ誕生に繋がりました。

当時は、寄つ場の開業10周年の記念品を探している時のことです。姪っ子さんを通じて老舗の技術で職人が手焼きするおかきを販売することになったのです。



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おかきを「揚げる」のではなく「焼く」ことへのこだわりもあります。

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クマオカキのネーミングは、熊岡さんの苗字から来たものです。こうして誕生した「クマオカキ」。当初は寄つ場のお土産品としての位置づけでした。

当時はコロナ禍の最中で、焼肉店の時短営業などもあったために「考える時間が取れた」という熊岡さん。そこで和泉市の催事や大阪市で毎週催事にも出るようになったのです。熊岡さんが販売する「手焼きおかき」は、どこででも好評だったこともあり、クマオカキを独立したブランド商品として販売することが決まり、2023年4月24日にこぐま商店が誕生しました。

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今では百貨店でもこぐま商店の商品が手に入るようになっています。「高すぎると気を使わせて、安すぎるとお礼の品としては使えない」ということで、クマオカキはカジュアルな価格設定になっています。百貨店に出ている気軽なお土産として人気を集めているそうです。

営業活動は千代田駅近くにあるスーパー「ばんばん」から始まって、ららぽーと堺のオープン時の商品提供があります。最近では高級ホテルからの問い合わせもあって、ますますクマオカキの知名度が上がっています。

こうして「クマオカキ」は河内長野の名産品として、地域の紹介にも繋がっていきました。ちなみにクマオカキは現在12種類あります。

「河内を代表する100選」選定と様々なブランド商品を販売

こぐま商店は「河内を代表する100選」にも選定されました。これは株式会社IOBIが運営する地方創生メディア「Made In Local」が河内エリア(旧河内国)に本社を置く地域密着型の優れた企業100社を選定し紹介するプロジェクトです。

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枚方市や東大阪市、八尾市など河内エリアには7万5000社の企業がありますが、その中で河内長野を本社とする企業が2社選ばれ、そのうちのひとつがこぐま商店さん(外部リンク)です。(もうひとつは東尾メックさん)

「河内を代表する100選」は、SDGsへの取り組みも評価の対象となっており、こぐま商店さんは以下の点が評価の対象となりました。

  • 【11】行きたくなる店、働きたくなる店を街に増やすというシンプルな取り組みを通して、地元地域に貢献しています。
  • 【12】街全体を明るくブランディングしていくためには、店舗を増やした後も運営し続けなければ雇用の創出とはいえないため、弊社では「通り1本だけでも明るく」を合言葉に店舗の展開を行っています。

さて、こぐま商店さんはクマオカキ以外にもOEM(自社ブランドの製品を他社に委託して製造)を積極的に展開しており、現在は10数種類の製品があります。中にはクラフトビールもありました。



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こぐま商店さんの店内を見ると、観光案内所のようにいろんなお土産品が売られているので、見ているだけでも結構楽しいです。

熊岡さんはさらに幅広い分野の商品を発売していこうと考えており、「提携先がいろいろと提案してくれるので、それに応えたい」といいます。ただし、ルールがあり「かわいい」「おいしい」「やさしい」の3つが守られた商品をこぐま商店ブランドとして発売できたらと言われました。

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ワークワクワク河内長野とのつながりと今後の野望

最後にワークワクワク河内長野との接点と今後についてお話を伺いました。これは、取材に立ち会ってくださった市の担当職員の方によると、「地域活動も積極的に行っているこぐま商店さんにぜひ参加してほしい」とお誘いしたそうです。



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こぐま商店としても「集客につながれば」ということでワークワクワク河内長野に参加しました。こうしてイズミヤゆいテラスなどのイベント会場でアピールしたのですが、熊岡さんは「参加したおかげでいろんな企業さんとつながったため、ワークワクワク河内長野に参加してよかった」といいます。実際に大阪ケース工作所のORIGAMI工房さんは同じ高校の後輩だったそうで、ワークワクワク河内長野を通じてつながりが復活しました。

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また、スポーツで地域を盛り上げることも考えているということえ、様々な学校の先生や社会人サッカーチームのスポンサーにもなっているそうです。

こぐま商店の「クマのマーク」を使って、多くの良い商品を世に知らせたいという熊岡さん。また。多くの経営者が後継者不足になっていることや古民家が空き家になっている現状をどうにかしていきたいとも考えています。後継者がいないなら「こぐま商店が引き継ぐ」ことも視野に入れているとのこと。

クレープ店の移転も、古民家の活用につながるという意味がありました。古民家を放置せずに借りて活用することで通りを明るくできたらといいます。また、河内長野(または千早赤阪村を含めた奥河内地域)の名産品を商品開発して、地域に貢献できればと。例えば小山田の桃など地域でほぼ消費されているものが多い中、もっと外に出せる商品を開発して地域を盛り上げたいと、熊岡さんは力強く締めくくられました。



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合同会社こぐま商店(外部リンク)

住所:大阪府河内長野市向野町559-1
アクセス:近鉄汐ノ宮駅から徒歩18分



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この記事を書いた人

奥河内から情報発信
大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような唯一無二の文章執筆、情報を発信しています。

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