【羽曳野市】羽曳野の名の由来。若くして死に白鳥になった伝承を持つ日本武尊の白鳥陵・軽里大塚古墳 

南河内北部の歴史

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羽曳野(はびきの)市の名前の由来は、古代の英雄日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の白鳥伝説です。

日本武尊化白鳥、從陵出之、指倭國而飛之。群臣等、因以、開其棺櫬而視之、明衣空留而屍骨無之。於是、遺使者追尋白鳥、則停於倭琴彈原、仍於其處造陵焉。白鳥更飛至河內、留舊市邑、亦其處作陵。故、時人號是三陵、曰白鳥陵。(日本書紀巻07/景行天皇)

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日本武尊ヤマトタケルノミコトは白鳥となって、陵みささぎから出て倭国やまとのくにを指して飛んでいかれた。(中略)白鳥はまた飛んで河内に行き、旧市邑(古市邑・ふるいちのむら:大阪府羽曳野)にとどまった。またそこに陵(みささぎ)を造った。


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羽曳野市公式ページ(外部リンク)によれば、日本武尊が白鳥となってこの地に舞い降り、天高く飛びさった様子が「羽を曳くが如く」と評したことから羽曳野(はびきの)という地名が誕生したそうです。

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ということで羽曳野の名前の由来でもある日本武尊の陵墓「軽里大塚古墳」を実際に見にいきました。日本書紀にも名前がある「古市邑」は現在の古市駅周辺です。駅から西に歩くと、このように日本武尊と仁賢天皇、清寧天皇の御陵に行く参道があります。

(反対側から撮影)

古市駅の西出口から白鳥交差点に出て左に曲がり、2本目に石碑が立っています。


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ちなみにこの参道は日本最古の官道(国道)である竹内街道です。、

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参道を歩くと大きな古墳が見えてきますが、これが日本武尊白鳥陵・軽里大塚古墳です。地図で見れば一目瞭然ですが、前方後円墳です。

途中で見つけた看板です。ウォーキングルートが書いてあります。

竹内街道から古墳の濠を見ています。これは古墳の西側で前方後円墳の前方のあたりになります。


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拡大すると、右手に拝所がみられ、おそらく古墳の管理をする人のためのボートが置いてあるのが確認できます。

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いったん古墳から離れ、改めて拝所に向かいます。画像の正面の細い道の先にあります。

細い道を歩くと拝所が見えてきました。

こちらが、白鳥になった伝承を持つ日本武尊の陵墓とされる白鳥陵の拝所です。

宮内庁が管理していることを示し、注意書きが記載された看板です。

そして石碑にも「日本武尊白鳥陵」と刻んでありました。


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ということで参拝させていただきました。

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日本武尊が死亡し、埋葬された能褒野王塚古墳(のぼのおうつかこふん:三重県亀山市田村町)から白鳥が飛び立ち、古市邑(古市)に向かったということですが、日本書紀ではその前に大和国琴弾原(奈良県御所市冨田)にとどまったので、そこでも陵墓を作ったとあります。

それが日本武尊琴弾原白鳥陵として御所市富田にあります。さらに古事記では河内国志幾(藤井寺市)にとどまったので陵墓を作ったという記載がありますが、この陵墓は今回の日本武尊白鳥陵と同じであるとのこと。


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これは世界遺産でもある古市古墳群のひとつとして、白鳥陵の古墳周堤(古墳の墳丘の周囲に掘られた濠のさらに外側に、土を盛り上げて造られた堤)が紹介されています。

それによると、かつては古墳周堤が作られたが今は見た限りでは跡形もなくなってしまい、専門的な調査でその痕跡を確認したと書いてあります。

ここで改めて軽里大塚古墳(かるさとおおつかこふん)という「古墳としての特徴」を見ていくと、前の山古墳という別名があります。墳丘長さが190メートル、高さが23メートルあり、築造時期が5世紀後半です。

1981年に発掘調査が行われ、後円部の円筒埴輪列や朝顔形埴輪や家、蓋などの形象埴輪が出土したそうです。出土品や、前方部の幅が後円部径に比べて約1.5倍という墳形上の特徴があるので、5世紀後半の築造と推定しています。古市古墳群では市ノ山古墳とほぼ同時期と考えられています。

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ということで日本武尊白鳥陵に実際に訪問して参拝したことをご紹介しました。日本武尊の子が仲哀天皇で妻が神功皇后、そしてその子が応神天皇です。系図と古墳を見比べるといろいろと歴史に思いを馳せたくなりました。


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軽里大塚古墳(日本武尊白鳥陵)

住所:大阪府羽曳野市軽里3丁目
アクセス:近鉄古市駅から徒歩12分

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この記事を書いた人

奥河内から情報発信
大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような唯一無二の文章執筆、情報を発信しています。

 

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