ヒーローといえば、アニメや映画、ドラマで登場する悪と戦う主人公という印象があります。「令和7年 ヒーロー」と検索すると、令和の仮面ライダーシリーズや戦隊ものがヒットし、それは昔も今も同じようです。
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しかし、河内長野にはそれらのヒーローとは違う意味でのヒーロー、「一人一人が、育つ環境に負けないヒーローになって欲しい!」との思いで設立された「ヒーロー研究室」と呼ばれる施設があります。
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物語で登場する主役ではなく、そこにいる子どもたちが「ヒーロー」であり、彼や彼女たちが健やかに育ってほしいという願いを持つ「ヒーロー研究室」が、南海三日市駅前にあるフォレスト三日市の中にあります。そのことを知った私は、ヒーロー研究室がどのようなものか取材させていただくことになりました。
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(ヒーロー研究室はフォレスト三日市の2階にあります)
ヒーロー研究室は、特定非営利活動法人アートコミュニティが運営しています。大矢船南町在住で理事長の船本礼子さんと、ガッシュ画家の船本清司さんのご夫婦が中心となって運営しています。
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なぜ「ヒーロー研究室?」

(来た子にはガチャが楽しめてあめ玉などがもらえます)
アートコミュニティは、ガッシュ画家の船本さんが、長年子どものお絵描き教室を経営していたことがきっかけでした。船本さんの活動を知った市の教育推進課の要請で地域の小学校の課外授業でボランティアとして絵画を教えることになったのですが、この際に市の職員に強くNPO設立を勧められて誕生しました。

(フォレスト三日市2階の休憩スペース)
そんなアートコミュニティの事業の一環として誕生したのがヒーロー研究室です。結論で言えば、子どもたちの放課後の居場所です。フォレスト三日市の2階には自由に休憩出来るスペースがあり、私も時間調整でよく利用するのでよく知っています。あそこでは平日の午後を中心に、学校が終わった子どもたちが勉強などで過ごしていることがありました。
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(ゆったりとしたスペース)
船本さんらはその姿を見て「なんとかしたい」と考えていました。そのタイミングでちょうどフォレスト三日市の2階に空いているスペースができたのです。

(色鉛筆の種類がとにかく豊富!)
船本さんは、フォレスト三日市という三日市駅前にある施設を使って社会奉仕ができないかと考え、フォレストの関係者と相談したうえでその場所を借り受けます。そして「ヒーロー研究室」(外部リンク)としました。

(図書館のように本が読み放題!)
こうして子どもの第3の居場所が誕生しました。さて、「ヒーロー研究室」という名前と子どもの居場所とは何となく一致しません。確かにヒーローを求めるのは大人より子どものほうが多いかもしれませんが、それにしても不思議です。「ヒーロー研究室」という名前からすると昭和から令和にかけて登場するヒーローについて独自に研究している組織のようにも感じます。
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(よく見ると珍しいものが結構陳列しています)
この件に関して確認すると、特定の人物がヒーローではなく、関わる子ども全体をヒーローと考えているといいます。どんな環境でも負けない強い心(ヒーロー)になって欲しいという思いです。
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「自己の表現・心の癒しを得る・自分の存在を認められ、それぞれがヒーローになる」をテーマに、「子どもの居場所を!子育て中の母親にも癒しを!」という思いからヒーロー研究室という名前にしたそうです。
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開設するにあたって、2018年度に独立行政法人福祉医療機構「子どもの未来応援基金・子どもの貧困・不登校児童対策」助成金を受けたことで、アートに特化した子どもの居場所「輝け未来!ヒーロー研究室」ができたのです。

こうして「子どもの居場所」として、中学・高校生も含めてもふらりと入ってくることが出来る空間としました。

スペースの中では、絵を描いたり工作したり、漫画を読み、ゲームをしたりと、室内の物を自由に使い過ごせる場所です。見守りの大人がいるものの、基本的に口出しはしない姿勢を貫くのが特徴で、子どもは無料で利用できるのです。
ガッシュ画とは

(画家の先生が運営している施設なので筆の数がとにかく多い)
ヒーロー研究室を運営するアートコミュニティを運営する船本清司さんはガッシュ画家(外部リンク)です。ここでガッシュ画についておさらいすると、水彩絵の具には透明水彩と不透明水彩(ガッシュ)があります。そのガッシュ絵の具を使い、船本さんが独自の技法でにじみと重ね塗りを多用した水彩画のこと。
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船本さんの話では20歳代の頃に水彩で作品を描いたところ、ある人から「これは水彩画ではない」と指摘されてしまいました。当時の水彩画の主流の描き方と船本さんの描き方が違うということだったのですが、「だったらガッシュ画という新分野を切り開こう」と考えました。
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こうして独自の技法で誕生したガッシュ画の概念を考えた船本さんは、ガッシュ画に関する本を何冊も著作している第一人者です。つまりガッシュ画の世界を切り開いた方がこのヒーロー研究室を直接運営しているのです。
助成金頼りばかりでは無理。4月から新しい取り組みを

船本さんは、「子どもの居場所としては無料で」という思いがある中、現実問題としてフォレスト三日市で借りているスペースの家賃など、どうしても経費が掛かるという問題に直面しています。当初は社会奉仕(非営利活動法人)というスタンスから助成金や補助金頼りで行ってきました。

ところががある助成金事業を募集していたところから「非営利とはいえ継続のための事業形態実績がないと難しい」と言われたとのこと。いくら非営利の活動だとしても、続けていくにはある程度の収入が必要ということで、4月から新しい事業を行うことにしました。

いろいろ策を練る段階で考えた時に、子どもたちは朝から午後までは学校に行くので、その間の午前中はスペースが開いていることに気づきます。

その時間を使って有料の講座やレンタルワークルームなどの取り組みを行うことで、ヒーロー研究室に多少なりとも収益という実績を出したいと考えています。
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新しいプランは画像のとおりです。子どもたちから大人まで楽しめる講座を三日市町駅前フォレスト三日市の2階「ヒーロー研究室」で行います。お得なチケット制なども検討しているとのこと。放課後の子どもたちが居場所として利用する場合は無料ですが、講座受講の場合は有料で開催します。
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①遊びの中から育む創造力!

※Aコース:年間5回の体験イベント
・指定日:あり(実施日未定)
・受講料:1,500円/回 チケット制あり(7,000円・5回分)
・定員:15名
※Bコース:第2、第4(月曜日・木曜日)15:00~17:00(対象:小学生)
・①~③を選択
①その月のテーマを制作、②自由に制作、③講師と相談しながら制作。
・受講料:1,000円/1時間 チケット制あり(10,000円・12時間分)
・定員の指定なし
②アートクラブ 子どものちから

※Aコース:第2、第4(土曜日)13:30~15:30
・内容:「観察しよう!絵を描こう!いっぱい考えよう!(非認知能力を高めるプログラム)」月2回クラス。
・受講料:3,300円、チケット制なし、定員:10名
※Bコース:第4(土曜日)10:00〜12:00
・内容:観察しよう!絵を描こう!いっぱい考えよう!(非認知能力を高めるプログラム)
・月1回クラス。受講料:1,800円、チケット制:なし、定員:10名
・Cコース:第2、第4(土曜日)16:00〜18:00内容:観察しよう!絵を描こう!いっぱい考えよう!(非認知能力を高めるプログラム)美術部(小学6年生以上~中学3年生)月2回クラス。受講料:3,300円、チケット制:なし、定員:5名
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③ヒーロー研究室コミュニティ

※ヒーロー研究室講座:第2、第4(木曜日)10:00~12:00
・画材使用料を含みます。
・講座内容:美しい水彩ガッシュ画、だれでもかんたんスケッチ、ふんわりやさしいパステル画。
・受講料:3,500円、チケット制:あり(15,000円・5回分)
・定員:10名
※ワーキングルーム(予約制)
・利用時間:10:00~14:00
・料金:400円/30分、チケット制:あり(4,000円・6時間分)
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④それ行け!礼子センセ

船本礼子理事長のレッスンです。箱庭作りでリラックスすることが目的です。
※個人レッスン(事前予約制)1時間(曜日は要相談)
・A:10:00~11:00、B:11:10~12:10。
・受講料:3,000円。定員:3名

子どもたちの居場所を「アートに触れてもらおう」ということで始められたヒーロー研究室。4月から新しい取り組みが始まります。ガッシュ画の世界を創設された船本先生から直接描き方が学べる講座などが4月からスタート。申し込みやと問い合わせについては、アートコミュニティの公式ページからお願いします。子どもの居場所作りとして始まったヒーロー研究室の応援につながります!
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特定非営利法人アートコミュニティ(ヒーロー研究室)(外部リンク)
住所:大阪府河内長野市三日市町32-1フォレスト三日市2階
アクセス:南海三日市町駅徒歩2分
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この記事を書いた人
奥河内から情報発信
大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような唯一無二の文章執筆、情報を発信しています。



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