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ホームステッダー(Homesteader)という言葉を御存じでしょうか?これはアメリカの開拓使に関係する言葉で、政府から土地を取得し、農地を切り開いて生活した「開拓者」が由来の言葉。今では自給自足者のことを指すそうです。
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(かわちながnoraでの種まき作業)
河内長野をはじめ、富田林や河南町など、南河内でも特に南側の地域では「農に関する意識」が高い人が多い気がします。
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実際にプロとして就農する人、家庭菜園を行う人が多い印象で、土地が広いので庭で畑をしている人も多いイメージ。最近はオーガニックにもチャレンジしている人が一定数います。
河内長野でいえば、かわちながnoraさんでの活動や土壌や肥料を有機のものとして商品化しているクレイさんの存在などが挙げられます。

(有機の土壌や肥料を開発しているクレイさんのプランターで元気に育つ野菜)
そんな中、さらに一歩進んだホームステッダー(自給自足者)を目指す人が増えてきつつあります。
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例えば自給自足生活をYoutube等で配信をし、その生活ぶりを世界中の人に見せることで再生数を稼いで、自給自足に必要な経費を稼いでいる人も見かけるようになりました。
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(過去未来農園さんが告知していたチラシ)
しかしこの大阪には、配信で稼ぐのではなく、会員を募り会員のみんなで汗を流して頑張った人に作物をおすそ分けするという、「みんなで自給自足」をしようというホームステッダーの「未来農園」(株式会社MYWAY)さんがいます。
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(参考画像:能勢町)
未来農園さんは、元々北摂の能勢で活動し、6年かけて何もない休耕地から会員向け自給自足の農園の構築に成功しています。
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能勢のほうが一息ついたこともあり、新しい拠点先を探したところ、河内長野市天野町の休耕地を借り受けて活動を始めようとしている情報を得ました。

(天野公民館)
とても気になった私は、事前にアポイントを取ったうえで現場に取材に活かせていただきました。場所はあまのこどもえんや天野公民館の近くです。
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ピクニックのような雰囲気で和気あいあいと

農園のある場所は下里口バス停から公民館方向に歩く途中。公民館とは反対側に小さな道があり、その奥にあります。ちなみに未来農園さんに参加される方は、河内長野駅からの送迎があるそうです。

先ほどの細い道を歩いた先です。到着したのがお昼過ぎということで、ちょうど昼食の休憩時間でした。ピクニックやキャンプを楽しんでいる雰囲気ですが、午前中は農地を再構築するための開墾作業をされていたとのこと。10年放置されていたものを再び農地とするための1回目の作業でした。
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ご飯の用意もあり、皆さんお昼ごはんを食べながらひと時の休憩を楽しんでおられました。
代表は東北の方、代々受けた恩を返したい

未来農園代表のぱーさんこと大倉俊哉さんに、休憩中のところお話を伺うことができました。未来農園さんのinstagramで確認したところ、自己紹介の冒頭にあった以下の言葉が目に留まりました。
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祖父母の代から被災のたびに
受けた見ず知らずの人たちへの
恩を最大限まで返していく
私の人生をかけた挑戦が未来農園の活動です
大倉さんは岩手の海の近くで生まれ育ったそうです。祖父母の代から被災のたびにとありますが、岩手県の海の近くで思い出すのはやはり東日本大震災です。
元々岩手県などの三陸は、東日本大震災以前でもたびたび津波の被害のある場所で、その証拠に地形がリアス式海岸になっています。

だから「祖父母の代から火事と津波のたびに受けた見ず知らずの人達への恩」という言葉があるんだと感じました。被災のたびに復興支援が被災地に届くことに対する恩義のようなものでしょうか?
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(とても元気なわんこがいました)
大倉さんによれば、元々IT系の仕事をされていたそうですが、「徐々に今の日本で普通に行われている資本主義」について思うことがあったそうです。そして考え抜いた上、「自給自足をやろう」という気持ちが芽生えてきました。
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それも一人で自給自足をしてネットで配信ということではなく、会員を募って会員になった人たちに作物などをおすそ分けすることをビジネス化するという、これまでにないシステムでのことです。
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これが冒頭の言葉にある「恩を最大限まで返していく、私の人生をかけた挑戦」に続いていきます。
大阪人との相性が良かった

(過去未来農園さんが告知していた東京の説明会)
一般的な印象では西日本の人が都会を目指す場合は大阪で、東日本の人が都会を目指すと言えば、通常東京が多いのではないでしょうか?もちろん現在は、画像のように東京でも未来農園の説明会があり、能勢、河内長野に続く3カ所目の拠点として、東京でも自給自足の場所を作ろうとしています。
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しかし大倉さんは当初、その東京ではなく、大阪の能勢を拠点にしました。一体どういうことなのでしょうか?

大倉さんは地方で拠点を持つ中でまず大阪府を選び、その次に能勢を選んだ理由として「大阪人との相性が良かったのかも」と言います。
こうして初めての拠点の能勢で、6年間かけて体制を整えていき、次の拠点として河内長野を選んだのです。

北摂の中でも最も北にある能勢の拠点の後、いきなり南の河内長野というのも驚きですが、何となく理由がわかります。
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例えば南河内から能勢に行こうとするととても遠く、大阪市内で地下鉄か環状線に乗り、そこからさらに阪急電車や能勢電車に乗らなければいけません。
上の画像は取材日での河内長野での予定ですが、9:30に河内長野駅から送迎とあります。これを逆に例えば能勢の妙見口駅に9:30に到着すると想定すると、このくらい時間がかかります。(日曜日の時刻でチェック)

時間や移動費を考えるとなかなか大変なのがわかります。そう考えると大阪府の南側に住んでいる人にとって、南河内に拠点があれば気軽に通えるということもあるでしょう。
そして大倉さんが大阪の南の方で良い休耕地がないかと探したところ、実現したそうです。

「ここは本当に面白い場所」と大倉さん。こんなに大規模な場所は珍しいといいます。中間山地のこの場所を少しずつ復活させていき、予定として3年ほど借地として利用後、正式に購入を検討しているそうです。
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大倉さんは「少しずつ広げる」としながら、この日、半日の作業でかなり広いエリアの雑草を刈り取れたので、予想以上に早く畑にできるかもしれないと言っていました。
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水がある好立地

そして刈り取ったことだからこそわかったこととして、昔田んぼだったこともありすぐ近くに水が流れる用水路の存在があります。枯葉などが詰まっていたので水が流れていなかったそうですが、この日の作業で水が流れるようになっていました。

(寺ケ池も水を確保して農作物の増産を目指すために作られた)
過去に農家さんに取材するたびに水の確保がとにかく大変で、江戸時代には村同士で水の争いが起きたようなことを耳にしていましたから、ここが農業をするのに適する場所であることがよくわかりました。
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昔田んぼの跡地とのことで、池からの水がある好立地というのも今後に期待が持てるそうです。
秋にはビニールを、そうすれば天候関係なく

「まずはインフラからスタート」と大倉さん。落ち着いたら仮設トイレを作り、その後農機具倉庫の設置を考えているそうです。「トラクターが欲しいのだけど、近くで中古のものを持っている人がいないかな」とも話していました。
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(画像提供:未来農園さん 能勢のビニールハウス)
河内長野の場合、最初は天候に左右されやすく、雨の日はどうしても活動が控えめになるのですが、秋にはビニールハウスを設置する予定で、そうなれば天候関係なく農作業ができるだろうとのこと。

水曜日と土曜日が河内長野の活動日で、大倉さんが必ず現場にいるそうなので、興味をもったらその日に現地に行けば作業に参加できます。持ち物は特になく、汚れて良い格好であれば後は用意してくれます。本日も水曜日なので、10時から作業が行われるようです。
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最初にも書きましたが、公共交通の場合は河内長野駅から送迎をしています。
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大倉さん、能勢では鶏、羊、豚などを飼っているそうで、河内長野で飼う場合はまずは鶏を考えていて、あとは未定とのこと。
参加者の方にも聞いてみると

参加者の人にもお話を伺うと、富田林や堺からの人が目立ちました。河内長野からの参加者もいました。みんな自給自足の勉強と言っていましたが、「楽しそうだから」と正直な方もいらっしゃいました。

そして大阪市生野区から来た兵(つわもの)の方がいました。木を切るような道具を持っていらして、お話を伺うと「もともと城目当て」といいます。これは山城跡を探索するということで、山の中に入るためにそういう道具を持っていたようなのです。

そしてやがて能勢の拠点を知ったので、能勢の会員になったそうですが、河内長野でもできることを知り、こっちの方が通うのに便利だから今回参加したとのこと。
実際に能勢での実績がある人が加わることで、大倉さんの助けになるし、今回初めて参加した人の学びにもなるんだろうなあと感じました。
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河内長野は能勢より都会。観光地になるかも

河内長野は田舎と言われることが多く、私も実際住んでみて、そんな田舎っぽいところに魅力を感じているのですが、大倉さんに言わせれば逆に河内長野そのものが都会だと言います。
冷静に考えれば、難波から電車で30分、駅前から車で10~15分の所にある拠点なので、確かに能勢よりは都会かもしれません。6年前に初めて能勢で拠点を行い、今、能勢では600世帯の会員さんを有しているそうで、河内長野もいつかそうなって欲しいと考えています。
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ちなみに能勢の会員は、月規定数回作業に参加したら農園で採れたおすそ分けがあります。詳しくは未来農園のSNSをご覧ください。
「ここは駅近でバス停にも近いから、能勢とは違い観光拠点になるかも」と大倉さんが夢を語ります。


(画像提供:未来農園さん 能勢のビニールハウス)
大倉さんは「昔を思い出す、少しずつ立派にして行きたい」となんども言いました。恐らくこれは6年前初めて能勢の休耕地を開拓した時の記憶が蘇ったからだと思います。
河内長野の拠点始めたばかりですが、楽しく自給自足に興味を持ったあらゆる人たちが力を合わせれば、能勢に負けない拠点になると考えられます。

ということで未来農園さんを紹介しました。能勢で実績のあるホームステッダー(自給自足の人たち)ですが、今後どう発展していくのでしょうか。私はこれからも未来農園さんの動きを注目していきたいと思います。
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未来農園さんは会員制ですが、非会員も参加可能です。会員のほうが安い料金で参加できるということで、まずはお試しで非会員で参加しながらやっぱり継続したくなれば正式に入会すればよいので、気軽に参加できる気がしました。
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なお参加希望や問い合わせは、未来農園さんの公式LINE、もしくはinstagramからでも可能ですので、興味のある方は未来農園さんに問い合わせてみてはいかがでしょう。

未来農園さんの河内長野拠点
住所:大阪府河内長野市天野町
アクセス:下里口バス停から徒歩(作業に参加する人は河内長野駅からの送迎あり)
instagram
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この記事を書いた人
奥河内から情報発信
大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような唯一無二の文章執筆、情報を発信しています。
登録いただいた方には、少し踏み込んだ情報もお届けします。 通常の記事に加えて、登録者限定の裏話も配信! ここだけの話も、そっとお届けします。



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