昨日はバスが1日乗り放題の日でしたね。昨日は選挙の期日前投票に行く人で市役所を中心に、ほんとうに多くの人がモックルバスに乗っていました。とても太っ腹な取り組みですが、最新の情報では、2026年4月以降も1年間継続して行われる(外部リンク)見込みです。
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ところで、せっかくバスが無料で乗れるということで、昨日はあまり行くことのないところにバスに乗って行ってみました。それは南ヶ丘です。上記の図にあるように南海三日市町駅から南側には山を造成した住宅地がいくつかありますが、南ヶ丘はその名の通り最も南側にあります。
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南ヶ丘の住宅地のすぐ南側にあるのは、伝・大江時親邸。ここは完全に山の中で、その先にあるのは四季彩館や岩湧寺、岩湧山登山口です。つまり南ヶ丘は河内長野最南端の住宅地です。
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もちろん南ヶ丘行きのバスがあるのでそれに乗れば良かったのですが、駅に到着した時間、たまたま南海三日市駅前から出るバスが大矢船西町行きだったので、それに乗りました。そして終点の大矢船西町バス停から、目的地の南ヶ丘まで歩くことにしました。
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今まで大矢船や南北の青葉台までは来たことがあります。しかし、南ヶ丘には行ったことがありませんでした。
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(大矢船南町から南ヶ丘に向かうかいと大橋の手前まで来たことがあります)
つまり今回は初めて南ヶ丘に向かいます。大矢船南町から、かいと大橋を初めて渡りました。
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かいと大橋は大矢船から南ヶ丘の間をつなぐ橋ですが、下には加賀田川支流の小さな水の流れ(中山川)があり、谷になっています。そのため落下防止の柵が高くめぐらされていました。

結構深い谷になっているようです。
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途中から下をのぞきましたが、木々と森に囲まれて下の様子がよくわかりません。相当深い谷底になっている気がしました。

ということで南ヶ丘に初めて入りました。南ヶ丘は「日生長野南」という名前で、日生不動産によって計画された住宅地で、1970(昭和45)年から5年かけて開発されました。余談ですが、青葉台ニュータウン(北青葉台)の2年後、青葉台ハイツ(南青葉台)の1年後に開発されています。またイトーピア長野(大矢船)と同じ年に開発が始まったようです。
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(画像の後ろにある建物が南ヶ丘自治会館)
南ヶ丘自体は住宅地。住宅を中心に自治会館や小さな児童公園があり、飲食店などは確認できませんでした。自治会館の前に広場があって階段を下りたところに南ヶ丘バス停があります。そしてバス停の横にはふれあい花壇がありました。
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これは床を撮影したものです。河内長野市全体の中に加賀田地区(旧加賀田村)が紹介されていて、その中に南ヶ丘があります。南ヶ丘は河内長野最南端の住宅地ですが、市の南側が山に覆われているため、全体で見ると北側にあるのがわかります。

さて、実は南ヶ丘に入った時に住宅地の外周、緑が生い茂っている場所があるのですが、そこで鳥居を見つけました。

それが今回目指していた中山天満宮です。当初は、南ヶ丘という新興住宅地の中に天満宮と書いてあったので、どんな場所だろうと以前から気になっていたのです。そして、かいと大橋を渡った際、左手(橋の北側)に住宅が谷に沿って建っているのが見えたことで、その理由がなんとなくわかりました。
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改めてかいと大橋のすき間から下を見ると、このような風景になっています。雰囲気からして南ヶ丘が造成される前からあったと思われる集落が広がっています。

こちらは1967(昭和42)年の古地図です。大江時親邸のあるところは「中組」と呼ばれていて、南側の山奥には「上組」があり、東側に「唐久谷」があります。そしてバス停の終点がある「神納」、その北側には終点のひとつ手前のバス停「車作」が見えます。そして「車作」からみて南西に「中山」の地名が見えます。
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(かいと大橋の橋に道があり、中山地区の集落とを結んでいる模様)
つまり中山天満宮は、中山という地区にある天満宮です。南ヶ丘に隣接していますが、厳密には中山になるわけです。但し住所表記は中山ではなく加賀田で、中山天満宮の住所は「加賀田34」と出てきます。
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そして、中山地区から山のほうに道が続いていて、地図を見る限り山の途中で道が消えていました。

山に向かう道から左に登りの分かれ道があり、そこが中山天満宮の入口でした。
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ということで中山天満宮に行ってみます。

画像だけを見ると、すごく山の中にある村の鎮守という雰囲気で、すぐ隣に南ヶ丘という住宅地があるとは想像できません。
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実際には上の画像の位置からこのように南ヶ丘の住宅地がみえます。こういうシーンは河内長野の各地で見られますね。

中山自治会の案内があります。おそらく愛犬の排泄物を持ち帰るように促しているものと考えられます。
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鳥居をくぐって境内に向かいます。

鳥居をくぐると独特の空気を感じます。神域ですね。
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階段を上り終えると社が見えてきました。
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ありがたいことに、社に中山天満宮に関する縁起(えんぎ:神社の由来)がありました。縁起は1983(昭和58)年中山自治会によるものです。それによると中山天満宮の歴史は1598(慶長3)年にさかのぼります。428年前のことで、この年に起こった大きな出来事といえば、豊臣秀吉が伏見城で亡くなったことです。

(菅生神社)
意外なところから神様がこの地に来ました。それは平尾村(現堺市美原区)にある菅生天満宮です。縁起によれば、森本家の先祖(中山地区在住?)が、信仰の末に中山川清流のほとりに神様を分祀(ぶんし:本社から御霊を分けてもらうこと)して祀ったとのこと。
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菅生神社から分祀したので、祀られている祭神は菅生神社と同じになります。天満宮なので菅原道真を祀っていることはわかります。あと天児屋根命(アメノコヤネノミコト)が菅生神社の主祭神なので、中山天満宮でも祀られている可能性が高いです。
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(自然石で造られとされる百度石)
縁起の続きです。1837(天保8)年に諸国で流行った疫病(天保の大飢饉の最中)に不安と不幸に見舞われ、医者や薬も頼りになりません。信仰だけが頼りとなって、分祀する前の本社(菅生神社)にすがります。ところが次のようなお告げがあったそうです。引用します。
日夜土足のまま我頭上を往来するのは信仰に反する故、高台に改祀せよ

そこで中山組中相寄り(中山地区の人が集まって相談?)1860(安政7)年2月に現在地に移動して社が建てられた(遷座)したそうです。別の情報では中山川が増水の時、従来の場所だと社殿が流される危険というのもあったようです。
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さらに興味深い内容が縁起に記されています。明治初年に加賀田神社に合祀するためにお移りを願うことになったのですが、その途中、時の世話人たちが門前にて休息していると、突然、熱病、腹痛などの患者が続出しました。これに一同が驚き、天神様(天満宮の神様)の意を理解して、結局合祀せずに元の地に戻ったとのこと。
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明治時代に小さな神社がひとつの所にまとまって合祀される動きがありましたが、中山天満宮(中山天神社)については、合祀されることなく今の地に戻ってそのまま鎮座して現在に至るということのようです。

(参拝させていただきました)
その後、1968(昭和43)年に住民の浄業(じょうぎょう:清浄な良い業い)参加によって神社を改築したとの記載があります。南ヶ丘の宅地造成が始まる1970年の少し前なので、宅地造成計画が示されたタイミングで行われたのかもしれません。
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さらに1982(昭和57)年には、境内拡張を行い、地域の守り神として信仰を深くしているというところで締めくくられています。

そして中山天満宮は、下から階段の登入り口とは別に南ヶ丘の住宅地からも境内に入れるようになっています。1989(平成元)年2月に建てられた鳥居には中山自治会と南ヶ丘自治会の連名で刻まれていました。
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帰りは南ヶ丘の住宅地側から境内を出ました。

ということで中山天満宮を紹介しました。中山天満宮の存在が、加賀田の中に「中山」という地区があったことを知ることになり、また南ヶ丘とのつながりも感じました。
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住んでいる人の知り合いや友人がいない限りあまり南ヶ丘に行く機会はないと思いますが、バス無料デーのタイミングでショートトリップしてみるのも楽しいです。
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中山天満宮
住所:大阪府河内長野市加賀田34
アクセス:南ヶ丘バス停から徒歩3分
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この記事を書いた人
奥河内から情報発信
大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような唯一無二の文章執筆、情報を発信しています。

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