【大阪市住吉区】かつての御堂筋線最南端、「あびこ」の不思議な地名由来とは?2月の節分詣の前にあびこ観音に参拝しました。(オリジナル記事)

大阪や堺のおでかけ・散歩記事

「あびこ」という言葉で連想するのが大阪市住吉区にある駅で御堂筋線の「あびこ」駅を思い出します。御堂筋線が中百舌鳥駅まで開通する前まで、かつての御堂筋線最南端でした。「あびこ」と表示された地下鉄を見ていると、その名前の独特の響きにいつも興味が注がれていました。「あびこ」は漢字では我孫子で、おなじ漢字を使う地名として千葉県の我孫子市があります。

「PR」 「PR」

千葉の我孫子は鎌倉時代末に文献が出てくるのが最も古いそうですが、全国各地に「我孫子」「安孫子」「吾孫子」などの人名や地名があるそうで、我孫子市の公式ページ(外部リンク)では、4世紀後半の水神山古墳からみて大和王権との深い結びつきから地名が付いたと推測しているようです。

それに対して大阪の我孫子のほうは、この地を支配していた豪族の依網吾彦男垂見(よさみのあびこ おたるみ)に由来し、この地にある「あびこ観音」とも深い関わりがありました。

「PR」 「PR」

あびこ観音は2月1日から始まる節分祭が重要な行事で、2月7日まで行われます。公式ページ(外部リンク)によると、特に2月1日~3日にかけては交通規制等も行われ夜まで護摩焚きが行われます。ちなみに露店の出店はないそうです。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【ふるさと納税】あびこパイ詰め合わせ(16個入)
価格:10,000円(税込、送料無料) (2026/1/29時点)


「PR」

節分祭が行われる2月を前に、昨年立ち寄ったあびこ観音の様子を紹介しましょう。あびこ観音の正式名称は大聖観音寺(だいしょうかんのんじ)です。創建は依網吾彦の一族が百済の聖明王から一寸八分の観音像を贈られたことに由来します。546年の欽明天皇の時代に像を祀る堂を建てたことに由来します。さらに聖徳太子が607年に観音寺を建立したと伝わり、日本最古の観音菩薩の霊場とされます。

「PR」 「PR」

大坂夏の陣で真田信繁(幸村)の攻撃から逃れた徳川家康をかくまったとこもあり、江戸時代には36もの塔頭寺院を持つ大寺院になりました。1881(明治14)年の火災で焼失したものの1890(明治23)年に復興します。1947(昭和22)年にそれまで属していた真言宗山階派(しんごんしゅうやましなは)から独立して観音宗の寺院となりました。


「PR」

入口から境内までの間にある仏像です。参道の十一面さんと呼ばれるもので、頭に11の顔を持っています。

「PR」 「PR」

公式ページでは正門(西門)は1902(明治35)年に完成した門です。門に使った木材は九州の阿蘇から牛車で運ばれたとのこと。


「PR」

門の上の彫り物も気になります。

境内で最初に見えたのが護摩堂です。2月の節分厄除大法会では修験行者による護摩焚きが盛大に執り行なわれる場所とのこと。建物は1978(昭和53)年に建立されました。

「PR」 「PR」

油之不動尊ということで、調べると醍醐天皇の皇后が921(延喜21)年に懐妊した際に安産祈願の際に寄進されたとされ、出産時に油汗を流して苦しむ身代わりなったという伝承に基づく不動明王です。


「PR」

こちらは樹齢が800年ほどあるとされる保存樹「大楠」です。

大阪市の保存樹にも指定されている大楠はこれまで何度もあった戦火ででも生き残りました。


「PR」

大楠の横に立っている祈祷案内板です。

  • 交通安全御祈願
  • 安産腹帯御祈願
  • 誕生お初まいり
  • 厄除御祈祷
「PR」 「PR」

こちらの小さなお堂には「おいなりさん」という名前がついています。稲荷といえば神社を思い浮かべますが、豊川稲荷など仏教系寺院でも稲荷は祀られてます。御使いの狐(きつね)つながりから荼枳尼天(だきにてん)とも同一されているとのこと。


「PR」

こちらの建物が御朱印所です。公式ページによれば、9:00~15:00頃までは御朱印帳に直接書いてくれるそうです。ただ、節分詣の期間中は多くの人が境内に来るので、対応が難しいと考えられます。

御祈祷所の並びにあるのは大日堂です。大日如来、不動明王、弘法大師、阿弥陀三尊、聖武天皇像、行基菩薩を祀っているそうで、1984(昭和59)年に建物ができました。

正面に本堂が見えます。1897(明治30)年に建てられたもので、正面中央に本尊の聖観世音菩薩が鎮座しています。


「PR」

また中央の本尊を囲むように左右に複数の仏像が鎮座しています。参拝させていただきました。

こちらは寺院の台所、庫裡(くり)です。1898(明治31)年に完成した建物です。

2018(平成30)年に拡張した白龍池です。立派な錦鯉が泳いでいるのですが、

「PR」 「PR」

本当にすごいのはこちらです。池が横から見えるようになっているため、水槽で泳いでいるように、鯉の横姿が見られます。そして池の隣に白龍弁財天を祀る金辰殿があります。


「PR」

本堂の奥にもいろいろ祀られています。画像中央の石碑はご詠歌の碑で、あびこ観音寺独自の「本流ご詠歌」が彫られているそうです。一番の奥側には西国三十三ヶ所の観音菩薩を祀っているとのこと。

そしてもうひとつ、仏教の開祖、釈迦の高弟とされるびんずるさんを祀っています。

びんずる(賓頭盧)さんの説明があります。びんずるさんは釈迦の弟子である十六羅漢の筆頭とのこと。像を撫でるとその場所の病気が治るため「撫で仏」ともいわれているそうです。

「PR」 「PR」

そういえば南河内郡太子町にある叡福寺にも「びんずるさん」がいました。


「PR」

ということで2月から始まる節分詣を前に、あびこ観音の境内の様子とその由来などについて紹介しました。


(南門)

2月から始まる節分詣は境内に多くの人が訪れると考えられますが、平日は静かな境内でした。「あびこ」という不思議な響きに思いをはせながら参拝させていただきました。

「PR」 「PR」

観音宗本山あびこ山大聖観音寺(あびこ観音)(外部リンク)


「PR」

住所:大阪府大阪市住吉区我孫子4-1-20
開門時間:7:30~17:00
アクセス:御堂筋線あびこ駅から徒歩5分、JR我孫子町駅から徒歩8分、南海我孫子前下車徒歩20分

「PR」 「PR」

この記事を書いた人

奥河内から情報発信
大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような唯一無二の文章執筆、情報を発信しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました