河内長野には南河内地域で、唯一残っている酒蔵、天野酒(西條酒造)さんがあります。
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天野酒さんといえば夏前に行われる蛍の宴が有名ですが、
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やはり、酒を醸造している時期に酒蔵を見学できる酒蔵見学会がいちばんの見どころではないでしょうか?天野酒さんの公式ページ(外部リンク)によれば、今年は1月31日(土)から、2月7日(土)・2月14日(土)・2月21日(土)・2月28日(土)・3月7日(土)まで毎週土曜日開催し、各日 (1)13:30 (2)15:30 所要時間:60分程度。料金は1500円(税別:土産付き)で、予約を受け付けています。

特に2月7日と、2月21日、3月7日はバスの無料デーと重なります。見学会はアルコールの試飲が含まれるので車が運転できません。該当する3日間なら市内の各地からバスで天野酒さんまで行きやすいですね。
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私も過去何度か参加させていただいた、酒蔵見学会がどのような内容なのかを紹介したいと思います。今回は2025年と2024年の2年分に撮影した画像を元に紹介していきましょう。
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予約を申し込んで当日現金で支払いを行ったあと、最初に画像の小冊子がいただけます。
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中身はこんな感じになっています。最初は座学として天野酒の歴史についての紹介と見学の注意事項についてとなります。

(2024年)
一昨年の酒蔵見学会の講師はこちらの方です。
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(2025年)
ちなみに昨年の講師はこちらの方です。数年通っているのでわかるのですが、解説の方、酒造りに関する面白いエピソードが入って、年々説明がわかりやすくなっているという印象です。
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座学の後は、外に出て見学会がスタートします。

外に出ると酒蔵通りなどの説明が行われます。

参加者は毎回20歳以上の様々な世代の方が集まります。遠方からも電車に乗って河内長野まで来ている印象です。
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この後から普段は入れない蔵の中に案内されます。

これは酒米を洗う機械です。

五百万石、山田錦という表記がありますが、これは酒を醸造するために使われる酒米(酒造好適米)と呼ばれるものです。

酒米は普段食べる米と比べて粒が大きく、中心に心白(しんぱく)と呼ばれるでんぷん質が大きく存在しているため、麹菌が活動しやすいとのこと。さらに醪(もろみ)に溶けやすいために、糖化して発酵を促進する特徴を持っているために、日本酒に使われているそうです。
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甑(こしき)と呼ばれる蒸し器があり、酒米を蒸します。

これを使って米を蒸していくわけですね。蒸した米は、麹用と酒母用、醪用とそれぞれ分けて使われます。
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次に案内されたのが麴室(こうじむろ)の前です。日本酒は「一麹、二酛、三造り」を呼ばれていて、最初が麹です。もやしと呼ばれる麹菌を蒸した米に振りかけて作られます。温度は一定(約30度前後)なので、原則関係者以外立ち入りはできません。

そして麹室の横に神棚があります。京都嵐山の近くにある松尾大社(松尾大神)のと考えられます。松尾大社は701(大宝元)年に創建された京都で最も古い神社。主祭神は大山咋神(オオヤマクイノカミ)、中津島姫命(ナカツシマヒメノミコト:イチキシマヒメの別名)です。

松尾大社は渡来人の秦氏が住んだ地域(京都盆地の西一帯)に鎮座し、主祭神の大山咋神が秦氏の氏神様でした。そして秦氏には酒造りの技術者が多くいたため酒造りが始まったそうです。そして室町時代以降、松尾大社は「日本第一酒造神」とされ、全国の酒造家から信仰を集めるようになりました。
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麹室の代わりこちらの酒母(しゅぼ)のほうについては、中を見せていただきました。

こちらです。「酒母(しゅぼ:酛)」の部屋です。
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酒母は酵母の一種で、蒸米と麹をもとに酵母菌を大量に培養していきます。そして次の醪の行程に続きます。

そして、醪(もろみ)を作っている部屋に案内されます。

私もですが、皆さんスマホ片手に待機していますね。

見学した日と酒造りのタイミングの関係で、醪の中が見られる年とそうでは無い年がありました。
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醪(もろみ)とは蒸米、米麹、酒母、水を加えたものを発酵する工程です。

短時間ですが、醪の中で発行の活動が行われている様子を撮影できました。

酒ができる一歩手前の醪の出来次第で、酒の味の良し悪しが決まるそうです。
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こちらは貯酒タンクです。

タンクにはとても細かい数字がペイントされています。酒税の関係で数字がとても厳しいそうです。
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平成時代のタンクは、昭和のタンクと比べて少し趣が異なっているように見えますね。

こちらは酒を搾る機械です。

活性炭を入れて、

フィルターを通して製品としての酒ができていきます。
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こうして酒造りの解説が終わると、

(2024年)
いよいよ試飲会です。私も含め参加する人で限りなく100%に近い人が、これを目当てにしているものと考えられます。

(2025年)
数種類のお酒の飲み比べができます。
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皆さん器にお酒を入れて乾杯します。参加者の皆さん、この時がもっとも楽しそうだったのは、気のせいではないでしょう。
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ということでさっそくいただきました。本醸造と吟醸酒と飲み比べが多いですが、個人的にはやはり吟醸酒のほうが美味しいという気がします。

濁り酒も味わえました。

(2025年)
気が付けばあっという間にお酒の中身が空っぽになりました。
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後はお土産をいただいて退出します。
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また直売所でいろんなものを販売しているので、多くの人が帰りにお土産として買って帰っていきました。

こちらのねぎみそと生姜煮のギフトセットも人気でした。

(2025年)
そして昨年のお土産がこちらです。小瓶の吟醸酒、後日美味しくいただきました。
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ということで、まもなく始まる天野酒の酒蔵見学会の様子を紹介しました。興味のある方はネットからお申し込みください。

天野酒(西條酒造)(外部リンク)
住所:大阪府河内長野市長野町12-18
TEL:0721-55-1101
営業時間:10:00~17:00(1月1日のみ休み)
アクセス:南海・近鉄河内長野駅から徒歩5分
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この記事を書いた人
奥河内から情報発信
大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような唯一無二の文章執筆、情報を発信しています。



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