奥河内とも呼ばれる河内長野は山深い場所にあるからでしょうか?南河内地域の他の自治体と比べて、河内長野独自の行事や神事が残っています。1月上旬にある流谷八幡神社の勧請縄かけ神事もそのひとつです。
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この神事に毎年のように見学に行っている私は、今年も新しい縄がかけられる様子を一目見ようと天見駅で降りました。

天見駅から歩くこと10数分、石清水八幡宮別宮 八幡神社(流谷八幡神社)に架かる朱色の橋が見えてきました。
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創建が西暦1039年という八幡神社は、記念すべき創建1000年まであと13年です。
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勧請縄かけのほか、鉄製湯釜や大イチョウなど、八幡神社に関する情報が紹介されています。
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橋からは昨年の縄が落ちているのを確認しました。縄は藁で作られているためすべて天然素材ということで、そのまま土に戻っていくものと考えられます。

そして新しい縄をかけるため、木に括りつけられている古い縄を取り外す作業が行われていました。

神社の境内では地元の人を中心に作業が行われています。私が到着した時にはほとんど終わっていましたが、まだ細かい作業が残っていたようです。
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昨日は天気も良く少し暖かったのですが、それでも真ん中のたき火が燃え上がり、その温かい空気をバックに作業が進められていきます。

藁(わら)を縄にするために木のトンカチでたたいている人や
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藁を束ねて縄を作っている人
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縄の長さを測っている人

縄の余分な部分にはさみを入れてカットする人

それぞれの方が、自分の担当する作業を淡々と続けて今年の縄が完成していきます。
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こちらはしめ縄の下にかけられる榊で、地元の人が「えいらく」と呼んでいるものです。
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蛇がとぐろを巻いたような縄を神社の拝殿に運んでいきます。

拝殿の前に置かれた縄です。

準備が終わると宮司さんが太鼓をたたき、神事が始まります。
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氏子総代の方々や市会議員などの来賓の方々立会いの下、神事が無事に終わりました。

西野市長が駆けつけ挨拶が行われました。
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神事が終わるといよいよ縄をかけます。
運ばれる様子を動画に撮影しました。

朱色の橋の欄干を使って縄がかけられます。
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八幡神社の幟が立ち並ぶ中、行われていきます。

先ほど取り外した木に今年の縄を括りつけていきます。

村の人たちが力を合わせて行われる共同作業です。
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この作業の最中で行われるのが、縄に「えいらく」を取り付けることです。

「えいらく」を全て取り付けてから縄が橋の欄干から離されます。

このように縄が橋から離れていきます。宮司さんの話によれば勧請縄かけの縄は神様の通り道という意味のほか、天見と流谷との間の結界のような意味合いもあるそうです。
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勧請杉側に縄を括りつけます。

ここで、「人手が欲しいので」ということで、私を含め写真撮影をしている人たちも作業に参加しました。

やることは縄を勧請杉に括りつける際に、何度も縄を延ばすために縄をもっていったりきたりする単純な作業ですが、少しでも伝統神事のお手伝いができると、とても嬉しいものです。
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勧請杉に無事に縄が括りつけられます。

縄かけの作業そのものは無事に終わりました。

こうして他ではほとんど見かけない唯一無二ともいえる勧請縄かけの縄が、今年も無事にかけられました
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最後は宮司さんによる神事が橋の上で行われます。

宮司さんの神事が始まりました。後ろに並んでいる方々は氏子総代の皆さんです。

お祓いを受け
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ひとりひとり玉串を捧げていきます。

そして最後に、縄がかかっている谷に向かって切麻(きりぬさ)と呼ばれる白い紙吹雪のようなものをかけて終わります。
橋の上での神事の一部を動画撮影しました。
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年により差はあると思いますが、例年夏ごろまで縄が切れずにつながっています。この後紹介する蝋梅(ろうばい)見学に行くついでなどで、新しい縄がかけられた様子を眺めてみてはいかがでしょう。
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石清水八幡宮別宮 八幡神社(流谷八幡神社)
住所:大阪府河内長野市天見2211
電話: 0721-62-6874
アクセス:南海天見駅から徒歩15分
Instagram
流谷の蝋梅も咲き始めてます

流谷の八幡神社からさらに奥、流谷まで行くと蝋梅(ろうばい)の郷があります。

蝋梅は例年1月から2月にかけて咲く花で、梅とついていますが、梅とは似て非なるものです。(蝋梅はロウバイ科、梅はバラ科)

例年そうですが1月の上旬だとまだこれから咲き始めという状況です。

手前の蝋梅の多くはつぼみの状態でしたが、奥の方はどうでしょう。

奥の木の蝋梅のほうがしっかりと咲いていました。
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木によって多少の違いはありますが、これから本格的に咲いていくと考えられます。

梅とは似て非なる蝋梅を山に囲まれた奥河内の秘境と言える流谷まで行って、蝋細工のような美しい花を愛でてみてはいかがでしょう。
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蝋梅の里
住所:大阪府河内長野市流谷234
アクセス:南海天見駅から徒歩40分
白い玉砂利が敷き詰められた蟹井神社の境内が雪景色のように

これはおまけ情報です。昨日天見までせっかく来たので、気になっていた蟹井神社の境内に行ってきました。蟹井神社の境内が白い玉砂利で覆われて綺麗になっているという情報を得たからです。
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神社の境内まで上がると、本当に驚きました。白い玉砂利で覆われた境内はまるで雪が積もった雪景色のようになっていたからです。

八幡神社と蟹井神社は同じ宮司さんの担当なので、宮司さんに伺うと「落ち葉であまりきれいではないかも」とのことでした。確かに山に囲まれたところだから落ち葉はありましたが、それほど気にはなりませんでした。
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白い玉砂利を拡大しました。蟹井神社は昨年いろいろなところが改善されているそうで、公式のinstagram(外部リンク)によると、次のようなことがありました。
- 枝打ちをして、空が広くなったこと
- 神社の石段に手すりがついたこと
- 新しい御朱印ができたこと
- 大しめ縄が本殿にかけられたこと
- 雨水の排水溝がついたこと
- 白い玉砂利が敷かれたこと
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新しい御朱印の紹介です。

そして正面の階段についた手すりです。以前手すりがなかったときはちょっと怖かったのですが、手すりがついてから正面の階段から参拝しやすくなりました。

蟹井神社
住所:大阪府河内長野市天見428
アクセス:南海天見駅から徒歩13分
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ということで流谷の八幡神社の勧請縄かけを中心に、流谷にある蝋梅(ろうばい)の郷の昨日の蝋梅の咲いている様子、最近境内に白い玉砂利が敷かれた蟹井神社の様子を紹介しました。そして今の天見地区で忘れていけないのは南天です。屋号に南天の名前がついた高級旅館「南天苑」は天見の駅前にありますので、南天の様子もしっかりと見ておきたいですね。

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この記事を書いた人
奥河内から情報発信
大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような唯一無二の文章執筆、情報を発信しています。



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