【河内長野市】新開店!旧松中亭離れ茶屋恕意の店主は、なんと阪急三番街の有名店、ミルクの旅の店長だった(2024年10月18日アーカイブ記事)

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※アーカイブ記事なので情報は掲載当時のものです

2023年7月1日、私はある場所に行きました。それは観心寺バス停です。ここで「観心寺」と書かずに「観心寺バス停」と書いたのには訳があります。それは観心寺バス停前にあった廃墟に新しい動きがあるという情報を得たからです。



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観心寺バス停前には、かつて松中亭と呼ばれる旅館があり、カシワ(鶏肉)の水炊きが名物でした。しかし10数年前に廃業となり、半ば廃墟となっていたところを、海外から河内長野に戻ってきたKENTOさんにより旅館再生プロジェクトが昨年からスタートしています。上記記事を書いたのが2023年7月1日の取材時です。

最初に訪問した時には画像のような状態だったので、果たしてどうやって再生するのかとても気になりました。そのため、それから数ヵ月おきに定点観測で旧松中邸(enさん)を追いかけています。

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enプロジェクトのKENTOさんの話では、本館(母屋)に先行して、離れにカフェを作るという話をしていました。離れも本館同様廃屋状態で、まずは庭の整備から行っていました。以降、定期的にenさんを取材していくと、その工事にどんどんと仲間が集まってきていて、テントサウナができたりヤナギウッドワークスさんが移転したりするなど、新しい動きが出ていました。

そして最初の訪問から1年後の2024年7月に、完成間近の離れのカフェスペースを拝見させていただきました。



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店の名前は、旧松中亭離れ茶屋恕意(JOY)です。一見難しい屋号に見えますが、これは漢字上の表記ではなく、英語の音階で意味を解釈する必要があります。実はenプロジェクトの「en」とあわせて、この場所で「enjoy(エンジョイ)」しようという意味が込められています。

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離れ茶屋恕意(以下、JOYさん)は、9月にプレオープンしていましたが、せっかくなのでグランドオープンまで取材を待つことにしました。そして10月5日から待望のグランドオープンを迎えましたので、さっそくお店に伺うことにしました。

観心寺前のバス停にある道しるべです。これはenさんが仲間たちと作ったもので、観心寺や河内長野中心部、金剛山、そして道の駅ちはやあかさかの方向を指し示しています。

そして、観心寺バス停の後ろに松中亭のバス停もどきと手作りベンチがあります。そして背後の建物がJOYさんです。

カフェ(茶屋)であることが一目でわかる看板です。JOYさんは月曜日が定休日で、9:00~17;00までの通し営業なので、観心寺の近くで月曜日以外の平日に、気軽に立ち寄れる貴重なカフェです。

JOYさんの建物です。初めて拝見した時の半ば廃墟の印象とは見違えるようになっています。

さっそくお店の中に入ってみましょう。

入口すぐには、本が置いてあります。以前イベントを行っていた絵本作家で画家のちむらまゆさんの絵本やポストカードです。ちなみにJOYの店主さんは、KENTOさんのいとこにあたる方とのこと。お店は店主さんのお姉さんと、お母さんが手伝っているそうです。

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メニューです。JOYさんはあくまでカフェとのことですが、プレオープンの時になかったフードを考案するのに相当時間をかけたとのこと。

サンドイッチと言えば一般的に食パンがですが、最近はいろんなパンのサンドイッチがありますね。コッペパンを使ったサンドや、バゲットを使ったベトナムのサンドもあります。そしてこのJOYさんは、イタリアのパン「フォカッチャ」を使ったサンドを選びました。

フォカッチャと言えば、最近富田林のエコールロゼ前にオープンしたサイゼリヤの人気メニューのひとつですね。そんなフォカッチャを使ったサンドイッチは、検索すると色々とと出てきます。ではJOYさんのフォカッチャサンドはどんな味でしょうか?

ちなみにJOYさんはキャッシュオンデリバリー方式なので、カウンターで注文してその場で支払いを済ませてから席に着くシステムです。精算が先に終わるので、自由に退出できることになります。



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注文後、出来上がるまで店内を眺めました。ロフトの席があります。

上がってみるとじゅうたんが敷いてあるテーブル席になっています。

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1階の奥には土足厳禁の小上がりスペースがあります。いろんな席があって、どこにするのか悩むのも楽しいですね。ちなみに店内の素敵な空間はヤナギウッドワークスさんのデザインによるもので、テーブルは観心寺にあった大木が自然倒木したものを使っているとのこと。

店主さんは、実はカフェの経験が豊富な方で、大阪梅田の阪急三番街の有名店「ミルクの旅」で店長を勤めていたそうです。しかしコロナ禍もあり状況が変わり、2020年3月閉店することに。その後、和泉市の花菜おに工房さんに勤めていましたが、そんなさなか、いとこ(KENTOさん)が日本に戻ってきて、旅館再生でいっしょにやろうとなったのです。

実は店主さんは、10年位前に独立開業したいとの思いがあったのですが、その時は実現できませんでした。しかし、複数の国での海外生活の経験があるKENTOさんといっしょなら心強いと、旧松中亭離れにカフェを始めることになったのです。

本館はKENTOさんに任せ、店主さんは離れをカフェとして開業する準備に専念します。店主さんは寺元に飲食店が数軒あることや自らがカフェ経験者ということもあり、レストランではなくカフェ業態を作ろうと考えました。

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カフェしかできないフードメニューはどんなものか、店主さんは悩みました。とりあえずプレオープンしつつ、フードをどうするか考えていた矢先、かつて働いていた和泉市の花菜おに工房さんのフォカッチャしかないという結論に達し、お店に相談。

念願かなってそのパンを仕入れできることとなり、そうしてようやく10月のグランドオープンにこぎつけたのです。

こうして誕生したのが、このフォカッチャサンドです。サンドイッチ用に薄めのフォカッチャです。こちらはたまごサンド400円で、上にあるのが水出しコーヒー(アイスコーヒー)は400円です。セットで50円引きなので合わせて750円でした。



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たまごサンドは、ゆで卵タイプとオムレツタイプがありますが、私の個人的好みはゆでたまごサンドなので、期待がより膨らみました。食べてみると食パンとは明らかに違うフォカッチャのフワフワ感と、白身の弾力ある硬さと対照的にベースト化した柔らかい黄身。それにシャキシャキする野菜が相交わった食感に、たまごの旨味がジワリと味わえる絶品でした。

もうひとつは、燻製ポーク550円です。ホットコーヒー400円とプラス150円で注文できるスープを加えました。すべて併せて1,050円です。ポークはほのかな燻製の香りと凝縮した豚肉のうまさが入ったサンドで、たまごサンドよりもさらに濃密な旨さでした。

そしてセットについているスープは、本当に150円?と思えるほど具だくさんです。スープそのものの旨味も、フォカッチャサンドとの相性抜群です。

こちらは季節のフルーツを使ったタルト500円です。訪問時はイチジクが旬ということで、上にイチジクが乗っていました。これからの季節はカボチャや栗のタルトとなり、そのあとはイチゴと、その時の旬に合わせたタルトが堪能できます。

店主さんにプレオープン時の客層を伺ったところ、若い人、子連れファミリー、年配の人など、いろんな年齢層の人が来店してくれたそうです。

ソフトクリームの機械がまだ稼働していないなど、改善していく点はあるとのことですが、いつかは「ミルクの旅」の名物だったヨーグルトのソフトクリームを提供したいと店主さんは熱く語りました。また朝近くを散歩した方が気軽に利用できるようなお得なモーニングも検討しているとのこと。

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JOYさんに将来的なイメージをお伺いすると、ご近所の散歩客、観心寺の参拝客、イベントで遊びに来るような人が気軽に来られる店になりたいとのこと。そして驚いたことに11月3日に予定している観心寺マルシェKU-RIに来られたお客さんに、席を開放することを考えているそうです。




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(昨年の観心寺マルシェKU-RI)

店主さんは「ワンドリンクを頼んでくれたら」ということで、大人気マルシェの食事&休憩スペースとして、本館の縁側と共に機能させられたらとのことでした。

そして、JOYのとなりにある本館の方も新しい動きがあるということで、ちょうどお店に入ってこられたKENTOさんに案内していただきました。

新しくできたスペースです。

食器や服、おもちゃなど、いろいろなものを販売しています。

懐かしいゲーム類もあって、実際に遊べます。

ウルトラマンがそろい踏みですが、怪獣軍団も多くいるので戦ったらどうなるのか、そんなことも想像してしまいそうな楽しい空間でした。

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旅館時代に使われていた食器類も格安で販売していました。

「今度はゲストハウス立ち上げです」と、KENTOさんは次の野望を話してくれました。これは、取材の後の話ですが、KENTOさんによるとゲストハウスの法的な申請が終わったそうで、早ければ来月にもゲストハウスを本館の隣の築70年の古民家で開業する計画があるそうです。enプロジェクトはますます目が離せません。



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外に出ると自転車置き場がありました。KENTOさんは目の前の大沢街道に多くのサイクリング愛好者が通過していくことから、自転車の人の休憩スペースに出来たらと言います。加えて子連れファミリーやワンちゃん連れの方も来ていただければとのことです。

自然と歴史という強味に加え、いろんな人に優しい町「河内長野」らしいお店になったらとのことでした。

またKENTOさんは、現在敷地内にピザ窯をみんなで作っているそうで、11月3日に開窯予定とのこと。無事にピザ窯ができれば、毎週木曜日にピザの提供も行います。まさに画像にある道の駅ちはやあかさかのようなものが、観心寺のすぐ近くにできるわけですね。

KENTOさんと別れて店に戻り、少し残したコーヒーを頂いてから退店するとき、店主さんは「観心寺さんありきでやらせていただいています。自分たちの活動で観心寺さんとその周辺が盛り上がるきっかけになれば」と語りました。

かつて中世の時代、広大な領地と自治都市を持っていたとされる観心寺。寺元という地名通り、今でも観心寺がお店の人も含めた地域の心のよりどころなんだと思いました。

訪問するたびに新しくなり、次の可能性が楽しみな離れ茶屋JOYさんと旧松中亭本館のenさん。これからどんな楽しいことをしてくれるのか、ますます楽しみになってきました。

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(左はJOYの店主さん、右はenのKENTOさん)

茶屋恕意-JOY-
住所:大阪府河内長野市寺元374 旧松中亭離れ
営業時間:9:00~17:00(L.O16:30)
定休日:月曜日
アクセス:南海・近鉄河内長野駅からバス 観心寺バス停下車すぐ
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この記事を書いた人

奥河内から情報発信
大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような情報を発信しています。

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