※アーカイブ記事なので情報は掲載当時のものです
まさかの悲報です。富田林唯一のスーパー銭湯「ブック&スパうぐいす(Book&Spa uguisu)(以下、うぐいすの湯さん)」が、今月末で閉店します。
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富田林市内のお風呂としては、4月末に葛城温泉が閉館になったばかりなのに、また閉館の情報とは。「うぐいすの湯、お前もか!」とでも言いたくなるところ。
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あまりにも突然の事なので、知らない人にそれをお伝えしなければと、人を介して取材のお申し込みをしました。

これは富田林駅のロータリーから撮影したものです。実はこの位置からすでにうぐいすの湯さんが見えていますね。地図ではもう少し丘の上にあるというイメージでしたので、驚きました。

うぐいすの湯さんについておさらいすると、2001年に初代うぐいすの湯「一番温泉うぐいすの湯」が現在の場所に誕生しました。しかし2016年5月に閉店。
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(2016年の新規改装中の画像 画像提供:Book&Spa uguisuさん)
その後継施設として、建物をそのまま利用した二代目うぐいすの湯「Book & Spa Uguisu」が2016年10月15日にオープンします。親会社はリフォーム業が本業で、スーパー銭湯としては、堺と貝塚に姉妹店があります。
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「この施設を引き受けることになった時、立ち上げメンバーとして、初代うぐいすの湯にも視察に行ったんですよ」とお話をしてくれたのは、小笹(おざさ)マネージャー。
小笹マネージャーは2016年のオープンから3年間、支配人として二代目うぐいすの湯を盛り上げてきました。

最初に「いつ閉店が決まったのですか?」と、率直に聞きました。5月19日木曜日の段階でスタッフに話があったそうです。まさかの10日少し前。まさしく青天の霹靂(せいてんのへきれき)という言葉にぴったりですね。
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その翌日、すぐにお客様に発表したのですから、お客様のショックも図り知れません。
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お話の間、小笹マネージャーは「残念」「お客様に申し訳ない」という言葉を繰り返し繰り返し使っていました。それもそのはずです。2016年に二代目うぐいすの湯として立ち上げたときに、小笹マネージャーは他のスーパー銭湯にはない施設を目指していました。

初代うぐいすの湯の時は、休憩スペースが手狭だったとか。そこで二代目うぐいすの湯は休憩スペースを広く取ることに。「時間を忘れてゆっくりしてほしい場所」ということで、リラックスできる場所をたくさん増やしたのです。
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(画像提供:Book&Spa uguisuさん)
13,000冊以上の漫画が読み放題というのもその一環。またサウナにもこだわりました。収容人数15人のサウナの温度は、サウナマニアにも人気の90度。1時間30分の間隔で稼働するオートロウリューや不定期のロウリューサービスは、サウナ好きにも大好評となっていました。
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サービスを充実させる一方で、当初は初代うぐいすの湯と料金を変えず600円にされていたとか。これは本当に驚きの安さです。
その理由として2001年から変わることなく利用してくれるお客様がいたことで、地域貢献になればとの思いが強くあったのです。
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(画像提供:Book&Spa uguisuさん)
こうして2代目うぐいすの湯さんは順調な滑り出しでしたが、ここでコロナ禍に遭遇してしまいます。それでもコロナに勝とうと努力を惜しみません。まず苦肉の策として料金の値上げを行います。

そのコロナ禍を乗り越えようと、2021年秋に思い切ったことを行いました。
それがクラウドファンディングです。この資金をもとに壊れていたボイラー室を直しました。ここで「コロナ禍をお客さんと一緒に乗り切り、新しく変わろう」とされたのです。
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(画像提供:Book&Spa uguisuさん)
GWには超新星スバルファイブも登場して盛り上げるなど、二代目うぐいすの湯さんはいよいよアフターコロナを頑張ろうとしたその矢先。

突然の閉店となってしまいます。それを聞いたお客様も動揺しました。「急になんで?」と言われることも多いとか。それに対して小笹マネージャーは、ただ「お客様に申し訳ない」と悔しそう。

最後に「閉館後ここはどうなるのか?」とお伺いしました。リニューアルが終わったばかりの施設ですから他のスーパー銭湯の会社が買い取ってもおかしくないと思ったのです。

しかし、マネージャーは「そういう話はあったのですが、現時点では恐らく後継店は入らず、建物の取り壊しになると思います」とのこと。何ともったいない!
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お話を伺った後、ちょうどお昼だったので食事をいただくことにしました。レストランも自社経営とのことですが、スーパー銭湯でのノウハウが強い本家さぬきやさんと提携しているそうです。

こちらが人気メニューのから揚げ定食。ご飯は雑穀米と白米から選べます。

もうひとつの人気メニューはカレーうどん。単品ですが、それでもしっかりとボリュームがありました。

敷地内にこういうものがありました。威崇俱(いすぐ)の神石と呼ばれるものです。
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恐らく立ち上げからかかわった小笹マネージャーがいちばんつらかったであろう今回の突然の閉店劇。
残念ながら取り壊しの方向のようですが、「もしミラクルが起こり、どこかの会社が引き受けて『三代目うぐいすの湯』が新しく誕生したらいいのに」と、個人的に思いつつ、今回の取材を終えました。

31日までなのであと3日間だけですが、深夜24時まで営業していますので、仕事帰りでも間に合います。最後により多くの人に湯に入ってくつろいで欲しいと思いました。
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Book&Spa uguisu(外部リンク)
住所:大阪府富田林市昭和町2-1783
電話番号:0721-23-4126
営業時間:9:00~24:00(最終受付:23:30)
アクセス:近鉄富田林駅北口から徒歩8分
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この記事を書いた人
奥河内から情報発信
大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような唯一無二の文章執筆、情報を発信しています。



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