【富田林市】富田林市内に残る最後の公衆浴場「葛城温泉」が今月末で営業終了。意外な歴史を追いかけてみた(2022年3月15日アーカイブ)

富田林の歴史

※アーカイブ記事なので情報は掲載当時のものです

かつての日本は、住まいにお風呂がない家庭も少なくなく、代わりに日常的に銭湯に行く風習がありました。しかし、ほとんどの家で風呂場が設置されるようになると、銭湯に行く人が減ったことによる採算面の問題、施設の老朽化、経営者の方の高齢化など、銭湯も生き残るか否かの瀬戸際を迎えています。

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富田林市内はもちろん、南河内でも銭湯の数が一気に減少し、富田林にある公共浴場としての銭湯は、若松町にある葛城温泉だけになってしまいました。


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ところが、この葛城温泉もついに営業終了のときが来てしまいました。画像の張り紙の通り、施設の老朽化が深刻な状況という理由で、3月末までの営業と決まりました。


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老朽化が深刻なら建て替えればいいと思いたいところですが、そう単純な話ではありません。

こちらはネット上で公開されている情報です。富田林市の公共施設再配置計画というもので、市が管理・運営している公共施設を精査してどうするかを発表したもので、2028年まで10年計画です。

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これはその資料の中にあった表ですが、下から2番目に葛城温泉があります。そして葛城温泉の今後については次のような記述がありました。引用します。


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・共同浴場「葛城温泉」及び水道局旧庁舎は、大規模改修の必要となる目安の建築後 30 年を経過しています。
【共同浴場「葛城温泉」】
・「市若松地区再整備基本構想」において、他の公共施設との合築やその施設規模を検討しています。
【共同浴場「葛城温泉」】
・市営若松団地及びその周辺地域の共同浴場としての役割を終えると考えられることから、廃止を検討します。
【共同浴場「葛城温泉」】
・本施設は、除却及び跡地の売却等について検討します。
共同浴場「葛城温泉」 廃止 共同浴場「葛城温泉」 廃止 ・施設の除却及び跡地の売却等の検討

といった市の判断において、葛城温泉は残念ながら建て替えることなく、営業終了が決まってしまいました。仕方のないことですね。

改めて葛城温泉の外観を見ると、銭湯の中でも比較的モダンな気がします。八角形の赤い(レンガ色)の屋根を持ち、母屋も七角形と複雑な構造になっています。

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そして張り出した玄関もインパクトがありますね。内部もカランに向かう湯管や水管といった管が分岐している様がむき出しになっているなど個性豊かなんだそうです。


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さてお知らせの張り紙にもありましたが、1979年(昭和54)年12月に葛城温泉が誕生しています。実はその前、このすぐ近くに別の銭湯があったとか。

それは富栄湯という名前の銭湯で、この銭湯はその後富田林市内の別の場所に移転したとか。

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それは富田林駅前の観光案内所きらめきファクトリーから続く道の先にあったとか。もちろん今は無くなり、現在駐車場になっています。


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この道は寺内町の入り口にあたるところですから、今もそこに銭湯があったら散策の帰りに利用したくなることでしょう。少し残念ですね。

さらに富栄湯の前の銭湯の情報まで見つかりました。現在の葛城温泉のすぐ近く、東高野街道にも近い円光寺にあった寺風呂(寺院の境内にあった浴室)だったとか。

円光寺は、浄土真宗本願寺派とのことですが、観光用の寺院ではないためか、門は閉まっていました。ただ塀の外から境内の建物を見ると立派な気がしました。


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葛城温泉は3月末で営業が終了しますが、いろいろ調べると、富田林市内の次のところでは、低価格でお風呂に入れるようです。

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コミュニティセンターかがりの郷(外部リンク)南大伴町四丁目4番1号 市外の人を含め誰でも利用可能。中学生以上は100円、小学生以下は無料。利用時間:9:00~17:15 定休日:毎週月曜日と休館日

市立総合福祉会館(外部リンク)宮甲田町9番9号 市内に居住する60歳以上、障害者、母子家庭や父子家庭などの利用制限あり。料金:100円。利用時間:9:00~17:15 定休日:毎週木曜日と施設休館日


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葛城温泉は、あと半月で営業が終了します。家庭のお風呂では味わえない広々とした空間は銭湯ならではのもの。富田林最後の銭湯を記憶に残すためにも、最後に出かけてみるのもいいかもしれません。

葛城温泉
住所:大阪府富田林市若松町1丁目18
利用時間:16:00~22:00
利用料金:大人300円 小学生150円
定休日:日・水曜日

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この記事を書いた人

奥河内から情報発信
大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような唯一無二の文章執筆、情報を発信しています。

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