※アーカイブ記事なので情報は掲載当時のものです
今でこそ東西南北、どこからでも入れる寺内町ですが、江戸時代以前は外から町内に入らことのできる場所が限られていました。
戦国時代に寺内町が作られた際、寺を中心とした自治都市として形成されたため、外から町内に入ることが難しく、外敵から守ることができるようにしています。
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富田林の名前の由来は「富田が芝」と呼ばれる小高い丘の名前からきています。その丘に町が作られたのが、今の寺内町。自治都市であるため、限られた入口から坂を上がらないと入れなかったそうです。それは江戸時代になってからも変わらなかったとのこと。

その名残が今でもみられる場所があります。例えば富栄戎神社の横の坂(山中田坂)もそうです。
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また石川河川敷側から寺内町を見ると、明らかに丘の上に建物が建っていることが確認できますね。
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しかし、明治維新を迎えると、大きな転換期を迎えました。現在の金剛大橋の橋詰から寺内町にむかって新たに道を設置して、閉鎖していた寺内町を開放したとのこと。寺内町のお店の人の話では、明治新道と呼ばれると伺いました。

明治新道はどのようにして作られたのかを調べると、小高い丘にある寺内町に向けて石を積んで坂道をつくったとのこと。

では、明治新道とはどんな道でしょうか?坂を作るための石積群の名残があるという情報を得たので、実際に歩いてみることにしました。
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石川にかかる金剛大橋の大通り(楠公道路)から寺内町に向かって一本の道があります。古い建物が多く残っているため、寺内町の一部と思いがちですが、厳密には江戸時代以前から存在する寺内町とは別の、明治時代以降の建物とのこと。寺内町も明治から昭和にかけての建物があるので、余計に区別がつきにくいようです。
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歩きながら気づきましたが、緩やかな上り坂になっています。寺内町に残っている他の坂よりも緩やかなのと、両側に建物がぎっしりあるため、意識しないと気付きにくいです。

明治新道の左右を見ながら歩いていると、途中に隙間のような路地があるのを発見しました!
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そして路地は下に降りる形になっているのがわかりました。

少し寄り道して、明治新町のある路地の階段を降りてみます。
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建物の隙間に階段が続いています。

けっこう長い階段です。どこに抜けられるのでしょうか?歩きながら、ますます興味が湧いてきます。
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そして横を見ると石が積まれているのが見えます。明治時代に寺内町まで道を繋ぐために積んだ石でしょうか?

見上げると、建物に挟まれてわずかな隙間になっているのがわかります。

ようやく階段が終わるようですが、右側に水路が見えます。

降りたところから振り返ります。本当に建物の隙間に小さな階段があったのですが、さらに建物の下に水路が流れているのもわかります。そして石積群もみえますね。
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水路のトンネルのようになっているとこ路も石組みがなされていることがわかります。明治新道をつくった際に元からあった水路のためにそこだけ穴をあけてトンネルにしたのか?水路が後に出来た際にトンネル掘ったのか?
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トンネルの奥が見えるか拡大してみましたが、暗闇でわかりません。暗渠になっているようです。

建物の反対側です。水路の水が流れているのがわかります。
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後日地図で確認しました。画像の真ん中から下側に水色の線が見えますが、それが水路です。そして水色の線の上に横に伸びた一本の道、これが明治新道となります。先ほど歩いた路地の階段は赤い丸のところです。

来た道の明治新道に戻ります。

下りと違い、上りの雰囲気です。トンネルのようになっていて、風情を感じてしまう映画のロケや写真撮影に使われそうなムードのあるスポットですね。
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明治新道に戻ってきました。

寺内町まで、続きのなだらかな坂道を歩きましょう。
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上りきったところです。途中にも古い建物があるので、ここが明治新道と意識しなければ寺内町との違いも分かりませんね。ただ寺内町の内部より道幅が少し広いかなという気がします。
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最後に映画や写真撮影に使われそうなムーディな路地も含まれ、寺内町に続くおもしろい明治新道の簡単な行き方を紹介しましょう。近鉄富田林西口駅の改札のある通りの一本南の通りを東方向に一直線に寺内町を横切るように歩くとそのまま明治新道になります。

明治新道
住所:大阪府富田林市富田林町
アクセス:近鉄富田林西組駅から徒歩10分
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この記事を書いた人
奥河内から情報発信
大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような唯一無二の文章執筆、情報を発信しています。



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