【河内長野市】えっ!プレゼン発表で終わらず実際にやるの?長野高校総合探究の成果を22日に観心寺近くで

子どもたちの取り組み(学校・幼稚園など)

大阪府では公立高校の定員割れが続くと、閉校の対象となる可能性があるそうです。2025年に閉校したのが大阪府立茨田高等学校、大阪市立都島第二工業高等学校、大阪市立第二工芸高等学校ですが、2026年度は大正白稜高校と福泉高校、そして2027年度には門真西高校(門真市)と懐風館高校(羽曳野市)の閉校が決まりました。

(かつて長野高校の敷地にいた羊の太郎)

河内長野でも2021年に長野北高校がすでに閉校となっており、市内には長野高校だけとなりました。もし長野高校も定員割れが続いて閉校となると、市民の子供が通える高校が無くなる恐れがあるため、それだけは死守しようと市を挙げて様々な取り組みがなされています。最近では9月にテレビで長野高校が登場(外部リンク)していましたね。



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(里山授業で焼き芋作り)

私も長野高校を何度か取材させていただいたことがあります。これまでランニングパトロールや里山授業、羊の太郎のお世話などを取り上げました。このように長野高校が中学生に選ばれるような魅力的な取り組みを数多く行っています。

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(ランニングパトロール)

そんな長野高校が行っているものの中に、総合探究の取り組み(外部リンク)があります。詳細はリンク先に書いていますが、内容を簡単に書くと、SDGsのテーマを基盤とし、身近なところからアクションを起こせる人になってほしいという思いがあります。「高校生の力で、河内長野を元気に!」というテーマで、以下の4つの力を身に着けようというものです



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  • 課題解決能力
  • 論理的な話の展開をする力
  • プレゼンテーション能力
  • 様々な課題を「自分ごと」として捉える力

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(長野高校のカリキュラム)

そして課題に対して提示する答えが「自己満足」ではなく、社会のニーズに合致した実現可能なものか、実現することで起こりうる変化などを検証することで、多角的な視野で物事を見る力を養うというものです。



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(長野高校はユネスコスクール)

中間発表と最終発表という機会を通じてプレゼンテーションを行うことで、「論理的に話を展開する力」を身につけます。

(画像提供:enさん)

簡単に言えば、高校生があらゆる角度から論理的に、かつ実現可能な形で「河内長野が元気になるにはどうすればよいのか」を考え、それをプレゼンで発表することが最終目標となる特別授業です。

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そのために、市役所の担当の方や市内の企業、団体の方などが特別講師となって行う取り組みです。

しかし、長野高校総合探究の成果であるプレゼンはあくまで「机上の空論」であるとして、その提案を実際に実現しようとしている授業を行っているクラスがあります。「えっ!プレゼン発表で終わらず実際にやるの?」と生徒も驚いたクラスの特別講師は、画像右側の青い服を着た男性です。

男性はen.undertemple(以下、en)のKENTOさんです。かつて観心寺近くにあった松中亭とよばれた旅館跡を再生している若者といえばわかりやすいかもしれません。それについては今まで何度か取り上げましたので、ここでは詳しく触れません。



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(千代田中学校の特別授業)

またKENTOさんのこれまでの実績が評価されたこともあり、過去千代田中学校でも特別講師を担当したことがあります。そのため教壇に立つこと自体はそれほど珍しいことではありません。

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(画像提供enさん:過去の授業より)

長野高校でのKENTOさんの特別授業は、自ら推し進めている旧旅館の建物の再生事業という切り口で行われました。高校生が人が集まるにはどうすればよいのかを考えるということで、授業が進められたのです。そして高校生が提案した内容を具現化しようと、それからさらに一歩前進させたのです。

(画像提供:enさん)

そして、長野高校の総合探究でKENTOさんのenでの旧旅館跡地の賑わい創出を考えた結果の企画のひとつとして、高校生が主体となったマルシェが明日22日土曜日に行われることになったのです。それが長高マルシェこと「NGN MARKET」です。

22日に先立ち、昨日20日に直前の授業が行われるという情報を得た私は、長野高校に向かいました。

長野高校に到着すると、KENTOさんがいたのですが、なにやら板を持っています。



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こちらの板です。何に使うのでしょうか?板を用意したのは、長野高校OBの岩井さんです。天野町にある井上スダレさんの企画と営業を担当している方で、今回高校生のためにベンチ用の板を用意したとのこと。

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スダレといえば、和風建築に取り付ける印象がありますが、最近は様々な分野にスダレが利用されているそうです。実は河内長野駅構内にある観光案内所「モックルステーション」でもスダレが利用されています。ちなみにスダレは「モックルステーション」と書かれている茶色い部分がスダレとのこと。

今回ベンチ用に提供したという板は、再生紙で作られた板で、スケートボードにも使われるそうです。紙ではありますが水に強くて腐食しないという特長があり、屋外に設置するベンチにとってはとても良い素材なのです。

(椅子の設計図)

この日の授業では担当チームの生徒たちが廊下でサイズを測りながらベンチに使う柄を決めていました。

KENTOさんが担当しているクラスは、6つのチームに分かれています。そして各チームから私が聞き取り調査したうえで作成した表が上記のものです。ベンチづくりを担当しているのが、4番目のチャイルドモンスターチームです。

(休耕田大改造計画チームのブランコ設計図)

滑り台、ブランコ、ドッグラン、ベンチについては、実現するためには別途予算が必要だということで、クラファンを立ち上げました。クラファンについてもキャンプファイヤーさんの担当者の方から学んだうえで、高校生たちの手によりプロジェクトを立ち上げたとのこと。

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その結果次第でドッグランや遊具、ベンチができるかどうかとなります。22日からスタートするクラファンの詳細については、enさんのinstagram(外部リンク)でご覧ください。

表の5番目のよびこみくんチームは、新聞を作成しました。当初はポスターを作ろうということだったのですが、どうせならと新聞にしたのです。

(新聞の表紙)

ネットの情報ならいざ知れず、紙媒体の新聞となれば印刷代もかかりますが、今回は広告スポンサーも集まり実現化したといいます。もちろん高校生だけの力ではなく、enさんや長野高校のOBの力もあって実現したことなのです。

新聞は22日から配布がスタートし、長野高校のことや今回の総合探究とenさんとのこと、今回の思いが書いてあります。そして河内長野市内で新聞作成のために尽力したスポンサー企業、団体の紹介もあります。河内長野を元気にしたいという高校生の思いが作った新聞をぜひ手に取ってみてくださいね。

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6番目のCUTEチームは22日に行われる「NGN MARKET」で、提供するメニューを開発しました。これは「Cafeの集客を上げるためにはという課題」に対して、高校生がメニュー開発したもの。みんなが飛びつく様な美味しいピザメニューを考案した上で、それを実際に作っていただき、当日提供するわけです。



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高校生がメニュー開発をしたピザを実際に作るのは、毎週木曜日にお店を出しているピザ春一さんです。芋はenさんが所有する畑「en farm」のサツマイモを使うとのこと。

また、高校生が指名したアイシングクッキーWSも行われます。1時間の予定で10:30〜と13:00からの2回行われるとのこと。

今回は河内長野出身者や長野高校出身者のお店が並びます。こちらは今回の特別授業にも関わった長野高校出身の結々さんのレザークラフト。

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こちらも長野高校出身のFLEURS ISSHINさんのお花販売です。

そして河内長野出身のRed Stone Coffeeさんのラテアート体験。



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さらに高校生が「是非来てほしい」と指名した「PJ BRGER」さんが出店し、ハンバーガーが提供されます。

もちろんenさんの離れ「茶屋恕意」さんも出店します。

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この日は、長野高校のフォークソング部とダンス部も参加します。12時台と14時台の2回本番のステージがあるので、その時間帯に行くと高校生のパフォーマンスが無料で楽しめます。

明後日なので直前ではありますが、連休初日に22日にお時間があえば、観心寺近くで行われる高校生が考えたマルシェに足を運んでみてはいかがでしょう。

(画像提供:enさん)

NGN MARKET

住所:大阪府河内長野市寺元374 旧松中亭en
日時:2025年11月22日 10:00~16:00(雨天決行)
アクセス:南海・近鉄河内長野駅からバス 観心寺バス停下車すぐ



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少子化はこれからも続き、当然高校が高校生の取り合いのような状況になる中で、今後も募集が停止して閉校する公立高校は増えていくことが予想されます。長野高校も将来はどうなるかわかりませんが、河内長野市内で活躍する大人の多くは長野高校出身の方が多く、この人たちの母校がなくなってしまうことはとても残念です。

ただ募集を増やそうと大人たちが一方的に頑張るだけでなく、学んでいる高校生が積極的に提案した内容を具現化できる環境があれば、いくらでもアイデアが生まれ、河内長野が元気になるきっかけにもつながることを今回の取材を通じて感じました。

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そして今回のような活動が今後も続けられて行けば、中長期的に見れば長野高校に進学しようと考える中学生が増えるかもしれない。そうすれば定員割れが回避されるのではという気がしました。


(画像提供:enさん)

大阪府立長野高校(外部リンク)

住所: 大阪府河内長野市原町2丁目1-1
電話番号:0721-53-7371
アクセス:南海千代田駅から徒歩18分



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この記事を書いた人

奥河内から情報発信
大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような唯一無二の文章執筆、情報を発信しています。

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