【河内長野市】10月4日初回バス無料デーを前に考えた。新しい路線図と時刻表でこんなバス巡りがお勧めです!
10月から河内長野市内のバスの運行体制が大幅に変わります。それと同時に10月からの半年間は、月2回、バス無料デーを行うことも決まりました。

広報かわちながの10月号に、こちらの冊子が挟まれていました。これはバス無料デーに関する案内で、新しいバス路線図、主要4駅から出るバスの時刻表、モックルバスと日野・滝畑コミュニティバスの時刻表が紹介されています。

またバス無料デーの時には協力店舗が特典を行うそうで、協力店舗の紹介と特典が紹介されています。
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そして、ひとつだけ注意点があります。これは千早赤阪村に行く際のことで、そのままバスに乗って千早赤阪村に行くと、差額ではなく通常料金とのこと。なので手前のバス停(小深、観心寺、河合寺)でいったん降りて次のバスに乗ると差額利用ができます。幸いにも土日はこの路線はバスの本数が多いので、決して無駄ではないかなと思います。

例:小吹台に行くときに金剛山行きのバスに乗って観心寺で待つ、こんごう福祉センターに行く際に、一本前のほかの行き先のバスに乗って河合寺で待つなど。

(無料デーの注意点です。特にICカードのタッチを無意識に行わないようにしましょう)
無料デーを始めた理由のひとつとして、以前は75歳以上の世帯に5回分のバスチケットを配っていたそうなのですが、バス路線から離れた世帯とのバランスやチケットの郵送費がかかる割に利用率が思ったほど高くなかったことがあったので改善したそうです。

そして今回からは、土日に開いている病院への利用ができる点で、前回のカバーをしつつチケットの郵送する費用などのコストを抑えました。そして半年で12日間あり、1日何回でも利用でき、さらに年齢制限がなく、在住者に加えて観光客も利用できることで、より多くの利用者増を図ろうと判断したそうです。

また10月1日から3月31日まで重ね捺しスタンプラリー(外部リンク)という企画があり、景品というより重ねることでひとつのイラストができるという楽しい企画も行っているとのこと。つまりこれまでは主に病院に行く高齢者向けの取り組みだったものをさらに広げで、市内外の人だれでも気軽に利用できるようにサービスを拡張したというわけです。

ここで私は、あることを考えました。それは新しいバスの路線図を見ながら、10月4日が初めてとなる無料デーの日に、市内スポットを巡るバスのおすすめルートです。ルートを考え出すとキリがないので、ごく一部ですがご紹介しましょう。
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観心寺、川上神社、小深天狗堂

土日に金剛山に行くバスは、10月から増えています。それだけ登山客が多いからですが、立つことを覚悟で利用したいコースです。

(小深天狗堂)
午前中に小深まで行って小深天狗堂に行きます。そのあと河内長野行きバスに乗って川上神社に立ち寄ります。さらに次の河内長野行きバスで観心寺に戻ってから、周辺にある複数のお店(阿修羅窟、菊水切石、茶屋恕意JOY、おとぎ屋など)でランチを食べます。

お腹いっぱいになったら観心寺に参拝して河内長野駅に戻るというコースです。余力があれば丸山展望台さらに河合寺バス停で降りてあじさい公園や音カフェへのへのさんでお茶などに立ち寄っても良いかもしれません。
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天野山金剛寺と風の湯

次のプランは、天野山金剛寺に行きます。参拝した後monzen.さんでお茶休憩してから河内長野行きに乗って上原口バス停に戻ります。バス停のある上原町はチェーンのレストランがいくつかあるので好きなところでお昼をいただき、そのあとは昼間から天然温泉の風の湯さんでくつろいでみてはいかがでしょう。

なお、天野山金剛寺の前に事前予約制のすだれ資料館があるのですが、残念ながら土日は休みで予約できなないようです。
滝畑とくろまろの郷
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次のプランは、滝畑ダムを半日以上かけて遊ぶプランです。まず滝畑ダム行きのバスで滝畑ダムサイト下車。滝畑ダムを時計回りに一周します。ダムサイトにある摩崖仏や後新侍橋、天神社、滝畑ふるさと文化財の森センターなどを観光して回ります。また途中には道路にハートマークのペイントもあるので、それを探しても楽しいかもしれません。

途中で滝畑湖畔森林組合の食堂に立ち寄って、定食やうどんなどをいただいてもよいでしょう。リーズナブルで美味しいです。そして夕方前には河内長野駅行きのバスに乗り、くろまろの郷に立ち寄ってお土産を買うこともできます。
神納から秋の岩湧寺・四季菜館

次は、少し体力の必要なプランです。河内長野駅から神納(こうの)とバス停で下車して1時間半歩くと、岩湧寺・四季菜館に行けます。まだ体力に余裕があれば、一気に岩湧山を目指しても構いませんし、岩湧寺から滝畑に抜ける林道や、岩湧寺の手前にある道を流谷、天見方面に抜けるルートもあります。

秋がさらに深まれば岩湧山のシーズンですが、滝畑ダムよりも神納バス停のほうが空いていますし、南青葉台行きに乗って降りて行くルートもあります。なお途中に食堂などはありませんので、お弁当など食べ物持参が必須です。
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青葉台から惣代の棚田を通って美加の台方面へ

次は、青葉台にあるバス停から惣代の棚田を見学して美加の台方面に抜けるルート。半日で回れますので、ちょっとした散歩に、無料バスを利用してみてはいかがでしょう。
観心寺から延命寺を経由して美加の台

秋なのでハイキングコースとして観心寺から延命寺、そして美加の台まで歩いてみてもよいかもしれません。逆方向だと上りがきついですが、観心寺の周辺は食べるところがいくつかあるので考えようによってはそのほうが楽しいかもしれません。ただ延命寺は11月からのほうが紅葉がきれいですね。
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美加の台から千早口

美加の台を周遊するバスに乗って、美加の台バス停で降りて里山わびすけさんに向かう道を千早口に抜けるルートも簡単なハイキングルートです。千早口駅近くにはごはんの美味しい歩絵夢(ぽえむ)さんがあります。紅葉の季節なら清水地蔵寺、さらにトトロ街道とされる道を歩けば、天見駅や美加の台駅に行けます。
千代田駅から三日市町まで高野街道を歩く

千代田駅もしくは三日市町駅までバスに乗って、そこから高野街道沿いに散歩するのも楽しいです。途中の河内長野駅の前、ノバティながの南館の飲食店や天空さんが利用できたり、天野酒さんでお土産も買えます。
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貴望が丘から荘園町・緑ヶ丘へ

さて、上のルートは多くの観光マップなどで紹介されていそうですが、ここで少しマニアックなルートを紹介します。千代田駅から出ているバスの行き先、貴望が丘、荘園町、緑ヶ丘北町とありますが、それらのバス停から住宅地を過ぎると小山田の田園地帯が広がっています。天野街道を歩くコース。

河内長野では珍しい坂道の少ないルートです。貴望が丘を起点とした場合、体力と時間に合わせて荘園町、あるいは緑がヶ丘まで歩いてみてはいかがでしょう。もちろん逆もありです。もし体力があれば天野山金剛寺への往復も面白いです。
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番外:千代田駅前、河内長野駅前で飲む

これは番外編です。普段は多くの人が車で移動しますが、車を運転するとアルコールが飲めません。そこでバス無料のこの日に公共交通利用でで飲みに行くというのも面白い選択です。河内長野駅前や千代田駅前には多くの夜飲める店があるので、鉄道利用も加わりますが、普段ならかかってしまうバス運賃分が浮きますし、同じ市内でも普段いかないエリアに遊びに行くのはなかなか新鮮です。ただ最終のバスの時間だけは確認しておきましょう。

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このほかにも関西サイクルスポーツセンターも往復が無料なので、利用しやすく1日遊べます。無料デーは12回あるとのことなので、直近の10月4日に予定がある場合は次の18日や11月以降でも遅くはないので、この機会にバスに乗ってみてはいかがでしょう。但しバスの本数や走っている時間には限りがあるので、予め時刻表を見ながら予定を立てるようにしてください。

河内長野市役所
住所:大阪府河内長野市原町1-1-1
アクセス:河内長野市役所前バス停下車すぐ
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この記事を書いた人
奥河内から情報発信
大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような情報を発信しています。