【富田林市】10月19日日曜日に美具久留御魂神社境内で昔ながらの本格俄(にわか)が奉納されます(オリジナル)

喜志の宮こと美具久留御魂神社(みぐくるみたまじんじゃ)境内にて、今年も秋祭りで大型地車が宮入した後に、昔ながらの河内俄(にわか:仁輪加)奉納が行われます。俄を演じられるのは主に富田林市内の大型の地車(俄地車)で、地車の前方が小さな舞台になって10分程度の俄芝居が演じられます。
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子どもの俄から大人の俄まで盛りだくさん

元々大坂(大阪)に「にわか」というのがあって、それが各地に広まったとのこと。(ただし別の意味合いとして「にわか」を使っている地域もあるそうです)大坂にわかは明治以降に廃れたそうですが、南河内の俄(にわか)は続けられ、現在に至るそうです。
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そんな俄も昭和50年代のころには宮入りするだんじりも3つしかなかったそうで滅亡寸前でした。しかし、平成、令和と時代が進むにつれ、伝統芸能の大切さが再認識されるようになってから、地車も11町まで復興したとのこと。
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また河内にわかのほうも、この当時は本来のものとははかけ離れていた、コントや漫才のようなものになっていたそうです。河内俄を始動する尻谷さんはそのことに危機を感じて、伝統的な河内にわかを復興させ、河内にわかの台本を書くようになったそうです。
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そして尻谷さんは最近では美具久留御魂神社に宮入りする地車だけではなく、錦織神社に宮入りする地車にも俄の指導を行っています。
今年のスケジュールは

美具久留御魂神社のトップページ(外部リンク)に各地車の宮入の時間と俄の奉納の時間が紹介されていました。これによると順番に宮入りをして場所を移動してから順番に俄が奉納される見込み。朝から見学すれば最大14もの俄が見られることになっています。お時間があれば河内の伝統的な俄を神社参拝とセットで鑑賞してみてはいかがでしょう
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スポット情報:美具久留御魂神社

住所:大阪府富田林市宮町3丁目2053
日時:2025年10月19日 10:00~16:00頃
アクセス:近鉄喜志駅下車 徒歩14分
この記事を書いた人
奥河内から情報発信
大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような情報を発信しています。
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