【河内長野市】ムササビが暮らす森を未来につなぐ!岩湧の森再生プロジェクト~ガバメントクラウドファンディングを実施します~(オリジナル)

新日本百名山に指定されている岩湧山、秋のススキの風景だけでなく、4月の山焼き直後の黒坊主、あるいは夏場の緑に覆われた時期など、金剛山同様に四季を通じて楽しめる山です。そして麓にある岩湧寺の周辺には岩湧の森がありますが、ナラ枯れなどによる大径木の枯死が急増し主要な登山道や人気ルートにも倒木のリスクが生じていることから、昨日10月6日より12月末までの間、ガバメントクラウドファンディングを始めました。
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ナラ枯れによる岩湧の森での危険木

ナラ枯れは、「カシノナガキクイムシ」という小さな虫が媒介する「ナラ菌」によって起こっているブナ科(コナラ)の樹木の伝染病で、主に高齢の大径木で被害が起きやすい特徴があります。具体的に虫の侵入を受けてしまうと、樹木が水を吸い上げられなくなり、で急激に枯れてしまうのが特徴です。山の中腹にあり、ムササビも生息している岩湧の森ではナラ枯れによる被害が進んでおり、登山道の「いにしえの道」などでは通行止め措置が取られています。安全な登山道を確保するためにも早急な対応が求められており、今回のプロジェクトを通じて登山道沿いの危険木を減らし岩湧の森を訪れたみなさんが安全・安心にご利用いただける森づくりを行う予定です。
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寄附までの流れと使い道

今回の寄付までの流れについては次の通りです。
- GCFプロジェクトページへアクセス
- お申し込み手続きを行う
- 決済をして寄附終了
GCF(ガバメントクラウドファンディング)プロジェクトとは、使い道に共感しふるさと納税を利用して行うクラウドファンディングで、地域の課題や取り組みを「プロジェクト」として掲載しており、より具体的な使い道を選んでふるさと納税を行うことができます。通常のふるさと納税と同じ控除等の手続きが受けられます。またお礼の品(返礼品)を選ぶ寄付と、純粋な応援の寄附から選べ、後者の場合は河内長野に住んでいる(住民票がある)人も可能です。
集まった寄附金の使い道は湧の森の登山道にある危険木の伐採や登山道の整備に活用する予定です。目標金額は設定していますが、達しなかった場合でも事業は実施されますし、目標金額以上になっても同様に大切に活用される資金となります。
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応援メッセージも募集中

今回のプロジェクト開始にあたって、「岩湧の森の自然を守り後世に残したい」「岩湧山は生物多様性に溢れる宝のような山です!そんな山が未来に元気な姿で残ってほしい!」など複数の応援メッセージをいただいていますが、より多くの人に知ってもらいたいことからSNSでも応援の輪を広げる活動「#岩湧の森へエール」というハッシュタグをつけての投稿を求めており、岩湧山や岩湧の森への思い出をシェアしてほしいとのこと。河内長野を代表する山、森を守る活動のために寄附、もしくはSNS投降などで参加してみてはいかがでしょう。
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情報 :河内長野市役所自然資本活用課

住所:大阪府河内長野市原町1丁目1-1
開催日:2025年12月31日まで(目標金額:5,000,000円)
問い合わせ:0721-53-1111
詳細は https://www.city.kawachinagano.lg.jp/soshiki/17/114506.html まで
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この記事を書いた人
奥河内から情報発信
大阪府河内長野市在住の地域ライター・文筆家。2021年に縁もゆかりもない河内長野に移住し「よそ者」の立場で地元の魅力・町が元気になるような情報を発信しています。